富山県立中央病院

文字の
サイズ

  • 文字を大きくする
  • 文字を小さくする

主な医療用機器

CT装置

 CT(Computed Tomography)装置とは、エックス線を使用した断層撮影装置です。体の周りからエックス線を当て、コンピューターで解析することで連続した輪切りの画像が得られます。
 当院は平成28年度に装置の更新・増設を行い、最新の2×192スライスのヘリカルCTが2台と128スライスのヘリカルCTを1台導入しました。これらの装置を用いて、全身の様々な検査に対応しています。
 撮影する部位により異なりますが、検査時間は5~15分程度です。
 検査の内容によってはヨード造影剤を使用する場合があります。その際は、事前に同意書・問診書等の書類にサインをいただくことになりますのでご協力お願いします。
 CT検査ではX線を使用するため、妊娠中または妊娠の可能性のある方は主治医にご相談下さい。

MRI装置

 MRI(Magnetic Resonance Image)装置とは、磁場と電波の共鳴現象を利用したコンピューター断層撮影装置です。全身の任意の断面を高コントラストで描出でき、脳梗塞の早期発見や、脊椎ヘルニア・関節の靭帯損傷・子宮筋腫・前立腺癌などエックス線では見えにくい軟部組織の診断に役立ちます。また、放射線を使用しないので、被ばくはありません。
 当院のMRI装置は平成28年度に更新・増設を行い、3T装置2台、1.5T装置1台の計3台となりました。
 新装置は内径が70cmと、旧装置より10cm広くなり、圧迫感が軽減されました。
 検査時間は検査内容や造影の有無によって変わりますが、約20~40分程度です。

以下の方は、検査できない場合があります。
・体内式ペースメーカー装着者(MRI対応型を除く)
・閉所恐怖症の方
・妊娠14週未満の方
・25年~30年以上前に脳動脈クリップ術を受けられた方
・神経刺激装置または人工内耳装着者

血管撮影装置

 血管撮影装置とは、低侵襲なIVR(Interventional Radiology:放射線診断技術を用いた治療法)において、造影剤を使って血管の写真を撮影する装置です。
 当院では、心臓専用装置1台と、全身血管・頭部汎用装置1台、CT併設全身血管・頭部汎用装置1台の計3台あります。心臓専用装置と、全身血管・頭部汎用装置は同時に2方向からの撮影が可能なバイプレーン型で、CT併設全身血管・頭部汎用装置は、シングルプレーン型にCT装置を備えたIVR-CT装置です。
 これら3台の血管撮影装置を使用して、循環器領域では心筋梗塞や、狭心症、四肢血管などの血管形成術、不整脈に対する高周波焼灼術や冷凍焼灼術、心筋症の検査などを、脳外科領域では、脳動脈瘤破裂によるクモ膜下出血でのコイル塞栓術や、急性期脳梗塞での血栓回収術、内頚動脈狭窄に対するステント留置術、また、それらの定期的なフォローアップの検査など、放射線科領域では、肝癌に対する抗がん剤塞栓術や高周波焼灼術、交通事故などでの血管損傷に対する塞栓術、透析用シャントの血管形成術などを行っています。

ハイブリッド手術室

 ハイブリッド手術室とは、今までの手術室の機能に血管撮影装置を組み合わせた手術室のことで、血管内治療など患者さんへの侵襲の小さい手技での手術や、血管内手術と外科的な手術を組み合わせた手術、血管撮影装置を使用して撮影できるCTで確認をしながら手技を進められる手術室です。
 胸部・腹部大動脈瘤ステントグラフト内挿術、脳動脈瘤コイル塞栓術や、内頚動脈狭窄に対するステント留置術、脳腫瘍摘出術での手術中CT撮影、ペースメーカーや植込み型除細動器の植込み術などを行っています。また、施設認定を取得し次第、経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)も行っていく予定です。

エックス線テレビ装置

 エックス線テレビ装置とは、処置・検査を行いながらリアルタイムで透視像を確認できる装置です。
 当院では、FPD(Flat Panel Detector)搭載型が3台、I.I-DR搭載型が2台の計5台設置されています。
 主に、胃透視や注腸検査の消化管造影検査、腎・尿路造影検査、PTCD(経皮経肝胆管ドレナージ)造設、胃瘻造設、脱臼時の整復、中心静脈栄養カテーテル挿入、内視鏡併用下での胆管膵管造影検査・胆管結石除去術・胆管ステント留置術などに使用します。

乳房用エックス線撮影装置

 乳房用エックス線撮影装置とは、マンモグラフィのことです。乳房全体が柔らかい組織でできているため、よい写真を得るために専用のエックス線装置を使用して撮影します。
 また、乳房を専用器具で挟んで平らに圧迫して撮影します。これは、乳房の厚みをできるだけ均等に広く伸ばすことで、乳房組織の中をより良く見えるようにするためです。当院では、通常、左右の乳房を上から見た写真と、横から見た写真の撮影を行います。場合によっては、断層撮影や追加の撮影を行うこともあります。
 当院の乳腺外来は、月・水・金の午前中に開設しています。

RI検査装置

 RI検査とは、患者さんに放射性医薬品(RI)を投与し、目的の臓器や組織に集まったところを、ガンマカメラという装置で撮影する検査です。
 核医学検査の種類は、主なもので30種類ほどあります。たとえば脳の検査では、脳血管障害・パーキンソン病・認知症などを評価することができます。また心臓の検査では、心筋血流障害・心機能の予後などが評価できます。ほかにも骨疾患・腫瘍・炎症疾患などをはじめとして、甲状腺・肺・腎臓などの診断にも利用されています。
 当院では2台のガンマカメラ(1台はSPECT-CT装置)を使用して、検査を行っています。

リニアック

 リニアック(線形加速器)とは外照射治療を行う装置の一つであり、当院には強度変調放射線治療や定位照射などの高精度放射線治療が施行できる機種を2台配置しております。
また体幹部定位照射の際には動体追尾による呼吸移動対策が出来るようにSyncTraXというシステムも装備しております。

関連リンク
放射線治療科

RALS(遠隔操作式後装填法)

 RALS(Remote after-loading system 遠隔操作式後装填法)とは小線源放射線治療装置の一つです。当院では192Irのマイクロ線源を用いた装置が配置され、婦人科癌や直腸癌等に対して腔内照射を施行しております。

関連リンク
放射線治療科

移動型X線テレビ装置

 移動型X線テレビ装置とは、心臓血管外科、内科(循環器)の手術等において、ペースメーカ植え込み、カテーテル挿入に際し、術中透視、血管撮影を行う装置です。
 心臓・血管領域では、広範囲をカバーできる繊細な透視画像が求められますが、当院の機器は、移動式では初となる、X線を直接デジタル信号に変換できるフラットパネル式を採用しており、また、高出力での連続照射が可能であることから、X線透視範囲が12インチの高視野画像を、高解像度で液晶モニタに映し出すことができます。

電子内視鏡システム


 電子内視鏡システムとは、ビデオスコープを体内に入れ、直接、胃・十二指腸・大腸等の消化器官の観察及び記録を行うと共に、生検、ポリープ切除、粘膜切除、異物除去、止血等の内視鏡的な治療を行う装置です。
 当院の電子内視鏡は、ハイビジョンシステムを採用した高品位高画質な画像で観察できる最新の装置です。
 また、拡大観察や狭帯域光観察等の特殊光観察が可能であり、粘膜表面の血管や粘膜疹部の状態も観察できることから、より精密な診断・治療が可能です。
 さらに安全のために医師控室にて各内視鏡室と内視鏡画像が観察可能となっています。

多項目自動血球分析装置

 当分析器は、血算を測定する検査装置です。
 血算とは、病院の初診時や健康診断時に広く行われ、血液中の白血球数、赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット、血小板数を測定する基本的な検査です。血液が固まらないように抗凝固剤がはいった採血管で採血を行い、その血液を分析器に吸引させると、約1分で結果を出すことができます。
 白血球数の増減や貧血の有無、血小板の減少等を迅速に判断することができます。
吸引する血液量も200μlと微量のため、新生児等の少量の採血にも対応可能です。

生化学・免疫検査システム

 前処理・搬送システムで5台の検査装置を接続し、生化学・免疫項目86項目を測定しています。
 生化学・免疫項目とは血液や尿中に含まれるタンパク質や酵素、抗体などのことで、これらの項目を測定し、体のどこにどんな病気があるのかを調べています。
 この装置を使って毎日外来、入院患者さんの検体を正確かつ迅速に分析し報告しています。

薬剤トータル支援システム

 電子カルテからの依頼情報に基づいて薬剤部の各セクション(処方・注射など)をネットワークで結び、患者さんの薬の飲み合わせ、用法・用量などを薬剤トータル支援システムでチェックして医療安全に努めています。

電子カルテシステム

 当院では、平成19年4月に病院の医療情報システムを一新し、電子カルテシステムを 中心として、オーダリングシステム、クリニカルパスシステム等の各種機能を備え、薬剤、検査、放射線・画像等の各部門システムとも連携した新病院情報システムを稼動させました。
 これにより、患者に関する原則すべての診療上の情報をペーパーレス・フィルムレスで一元管理し、病院内で共有することが可能となり、医療の質の向上や良質な患者サー ビスの提供に役立てています。

統合画像システム(PACS/Report)

 当院では、医療機器(CT、MRIなど)から発生する様々な画像情報を、医用画像規格であるDICOM(Digital Imaging and COmmunication inMedicine)フォーマットにより、PACS(Picuture Archiving and Communication System)に一元管理しています。
 このシステムの導入により、従来フィルムで出力されていた画像がほぼ全てデジタル化され、約99%のフィルムレス化を達成しています。

ネットワークシステム

 当院のネットワークシステムは、以下の構想の下に構築されています。

  • LANを構成するスイッチ全てを管理し、同一 のセキュリティポリシーを適応する。
  • 充分な冗長化と帯域を確保する。
  • 個人認証には「802.1x認証」、不可能なものに関しては「MAC認証」を用い、装置・端末を全て管理する。
  • Dynamic VLANを導入してネットワークログオン認証時にアクセスできる情報システムを
    規定する。
  • Single SignOn(シングルサインオン)環境を構築する。
  • ネットワーク並びにアプリケーションのアクセスログをとる。
ページトップに戻る