泌尿器科
概要
泌尿器科癌の外科治療において、当科は腹腔鏡/腹腔鏡補助小切開/ロボット支援下手術のいずれも選択可能ですが、ここ数年でロボット支援下手術が急増しており、前立腺全摘、腎摘除/腎部分切除、腎尿管摘除、膀胱全摘、腎盂形成に対応しています。また癌に対する優れた薬物治療(分子標的薬や免疫チェックポイント阻害剤、新規ホルモン薬)を積極的に行うことで患者さんの延命あるいは治癒を図ることが可能になりました。
良性疾患にも対応しており、尿路結石や前立腺肥大症に対し細径内視鏡やレーザーを駆使した手術により優れた効果を得ています。
末期腎不全に対する腎移植手術の歴史は北陸三県で最も古く、2024年度末までに通算169例の腎移植を行ないました。他科との密なチーム医療により全国水準の成績を上げています。
医師一人ひとりが切磋し、泌尿器科全体で情報を共有し、患者さんが等しく恩恵を受けることが出来るような体制作りを行っています。
診療担当表
| 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1診 | 島 | 瀬戸 | 瀬戸 | 瀬戸 | 島 |
| 2診 | 瀬戸/武澤 | 島 | 武澤 | 武澤 | 武澤 |
| 3診 | 鳥海 | 鳥海 | 島/鳥海 | 鳥海 | 鳥海 |
初診は午前のみ
火、水の午後は検査、処置
医師紹介
| 医師名・職位 | 専門分野 | 資格 | |
|---|---|---|---|
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部長 瀬戸 親 (せと ちかし) |
泌尿器科一般 内視鏡手術 腎移植 |
日本泌尿器科学会指導医・専門医 日本泌尿器内視鏡学会評議員 日本ミニマム創泌尿器外科学会幹事 腹腔鏡下小切開手術施設基準医 腹腔鏡下小切開手術練達医 日本臨床腎移植学会腎移植認定医 ロボット手術(da Vinci)certificate取得(術者) 金沢大学医学部臨床教授 公益財団法人富山県移植推進財団常務理事 |
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部長 島 崇 (しま たかし) |
泌尿器科一般 |
日本泌尿器科学会指導医、専門医 日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会泌尿器腹腔鏡技術制度認定医 日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会泌尿器ロボット支援手術プロクター認定制度認定プロクター 【認定領域】副腎・腎(尿管)、膀胱・前立腺 【機種】ダビンチ |
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医長 武澤 雄太 (たけざわ ゆうた) |
泌尿器科一般 腎移植 |
日本泌尿器科学会専門医・指導医 日本臨床腎移植学会腎移植認定医 医学博士 日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会腹腔鏡技術認定医 日本内視鏡外科学会腹腔鏡技術認定医 Da Vinci certificate |
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医長 中野 泰斗 (なかの たいと) |
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副医長 鳥海 蓮 (とりうみ れん) |
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診療実績
| 手術術式\期間 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 |
|---|---|---|---|
| 全症例(針生検以外) | 518 | 578 | 565 |
| □ 腎尿管悪性腫瘍手術 | 76 | 77 | 83 |
| ・ 腎癌 ※1 | 53 | 58 | 59 |
| ・ 腎盂尿管癌 | 23 | 19 | 24 |
| □膀胱癌手術 | 138 | 118 | 132 |
| ・ 経尿道的手術 | 122 | 107 | 115 |
| ・ 膀胱全摘除術 ※2 | 16 | 11 | 17 |
| □ 前立腺全摘除術 | 52 | 78 | 67 |
| □ 腎移植術(生体,献腎) | 5 | 5 | 4 |
| □ 副腎摘除術 | 4 | 4 | 7 |
| □ 経尿道的腎尿管砕石術 ※3 | 29 | 41 | 39 |
| □ 高位精巣摘除術(精巣癌) | 5 | 5 | 9 |
| □ レーザー前立腺核出術 ※4 | 43 | 49 | 31 |
| 腹腔鏡補助小切開(ミニマム創)手術 ※5 | 7 | 8 | 3 |
|---|---|---|---|
| 腹腔鏡手術(ロボット以外) | 30 | 23 | 13 |
| ロボット支援下腹腔鏡手術 ※6 | 112 | 133 | 160 |
| レーザー使用手術(結石,前立腺,腎盂腫瘍) | 79 | 95 | 79 |
| 強度変調放射線治療(IMRT) | 51 | 60 | 47 |
|---|
※1 腎機能温存を目的に、可能な限り腎部分切除に努めている。そのほとんどをロボット支援下で行なっており、安全・確実に施行している。
※2 ロボット支援下で開始しており、可能な症例は積極的に自然排尿型新膀胱を選択肢としている。
※3 腎/尿管結石では2cmまでなら、単回で完遂できるよう努めている。
※4 前立腺肥大症に対する安全かつ確実な手術法である。100gを超える腺腫に対しても安心して行なっている。
※5 腹腔鏡補助小切開手術の施設認定を受けている。CO2の排出がなく、使い捨て器具はほとんどないことから、低コスト、エコロジーに貢献している。
※6 前立腺全摘、腎部分切除術、膀胱全摘除術に適応している。







