富山県立中央病院

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リウマチ・和漢診療科

概要

 当科は漢方診療とリウマチ・膠原病の診療を担当しています。漢方診療に関しては漢方医学の考えを基本に治療を行いますが、現代医学の優れたところも取り入れ、院内外の他の診療科とも連携し、患者さんが最良の医療を受けられるように考えています。漢方治療は漢方薬を用いた湯液治療が主ですが、生薬を使用する煎じ薬とエキス製剤を患者さんに合わせて選んでいます。リウマチ・膠原病疾患に対しては、生物学的製剤などの最先端の西洋医学を駆使していますが、病態にあわせて漢方治療も行っています。
 なお、当院は日本東洋医学会、日本リウマチ学会の専門医教育認定施設です。

診療担当表

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
1診 渡辺 ○渡辺 渡辺 ○渡辺 ○渡辺
2診 ○藤永 藤永 ○藤永 ○杉下 藤永
3診   ○林(午前)
/○杉下(午後)
    ○嶋田

○は外来初診担当、※は病棟初診担当
林、杉下はリウマチ・膠原病専門外来
嶋田は漢方専門外来

医師紹介

医師名・職位 専門分野 資格など
部長 藤永洋 部長
藤永 洋
(ふじなが ひろし)
漢方
リウマチ・膠原病
日本東洋医学会漢方専門医・指導医
日本リウマチ学会リウマチ専門医・指導医・評議員
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本リウマチ財団登録医
和漢医薬学会代議員
医学博士
医長 渡辺哲郎 部長
渡辺 哲郎
(わたなべ てつお)
漢方診療一般
リウマチ・膠原病
日本内科学会認定内科医・指導医
日本プライマリ・ケア連合学会認定医・指導医
日本リウマチ学会リウマチ専門医
日本リウマチ学会認定ソノグラファー
日本東洋医学会漢方専門医・指導医
和漢医薬学会代議員
医学博士
医師
杉下 尚徳
(すぎした なおなり)
リウマチ・膠原病 日本内科学会認定内科医

診療について

1.漢方診療(和漢診療)
 東洋医学や和漢薬に関する古今の叡智を活用し、内科和漢・リウマチ科photo西洋医学ではなかなか対処しがたい疾患や病態の方を主に対象としています。加齢に伴う体調の変化(更年期障害や老年期の体力低下など)、西洋医学的に説明できない冷え症、心と体の異常が絡みあったような自律神経失調症のような疾患、西洋薬での治療に十分な軽減を得られない方などが良い適応と考えています。漢方診療を行う上で、陰陽、虚実、気血水、六病位、五臓など漢方医学の基本的考え方を用います。また、西洋医学的な身体所見、検査所見、診断を参考にすることは当然ですが、昨今の漢方薬のエビデンスも参考wakan001にして治療方針を決定していきます。処方薬はエキス製剤のみでは生薬の組み合わせや抽出成分の限界があり、生薬を用いた煎じ薬も重視しています。入院中の患者さんには、院内の薬局で漢方薬を煎じていますので、治療効果の向上に役立っています。

2.リウマチ・膠原病
 当科では膠原病全般に幅広く対応しています。wakan002特に関節リウマチは年間約600例を当科外来で診療し、生物学的製剤は平成28年5月現在、のべ約500例に投与しています。漢方治療も行う一方、関節の手術が必要な場合、重篤な内臓病変を伴う場合は、速やかに専門科と連携をとっています。
 関節リウマチに関しては、2014年10月に日本リウマチ学会より関節リウマチ診療ガイドラインが公表されています。当科もこの指針を踏まえ、臨床症状の改善のみならず、関節破壊の抑制を介した長期予後の改善、wakan004身体機能障害の防止と生命予後の改善を目標とした診療を心がけております。メソトレキサートが1998年に、生物学的製剤が2003年に、JAK阻害薬が2014年に薬価収載され、強力で有効な治療法が活用できるようになっています。一方、感染症やリンパ腫などの副作用や合併症といった安全性にも関心を払わなくてはなりません。治療導入前の肝炎ウイルス検査(HBs抗原陰性であってもHBs抗体、HBc抗体検査は必須)や結核スクリーニング検査(T-SPOTなど)を行うなど、wakan005治療導入に当たってはリスクを減らし、フォローの際は定期的な血液検査、X線検査を行うなどして効果のみならず有害事象の有無を確認しています。また関節エコーを行うことにより、罹患関節の滑膜肥厚や血流シグナルを患者さんと確認し、疾患の理解を深める取り組みをしています。これらを通し患者さんに適した治療を提案し、協働的な意思決定となるよう努めています。

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