富山県立中央病院

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お知らせ

狭心症の新しい検査法、FFRCT解析の導入について

2021/02/15

2020年11月より狭心症の新しい検査法であるFFRCT解析を導入しました。狭心症とは、心臓に血液を供給する冠動脈が狭くなり、労作時に胸部絞扼感や息切れなどを自覚する病気です。狭心症の可能性がある場合、症状や病態に合わせて冠動脈CTで検査を行います。従来、CTで冠動脈に狭窄が見つかった場合、その狭窄が心臓の血液不足に関与しているかどうかを評価するため、侵襲的カテーテル検査や核医学検査などを行う必要がありました。FFRCT解析とは冠動脈CTの画像データをもとに、冠動脈の狭窄が心臓の血液不足にどの程度影響しているか、コンピュータを使い、三次元モデルで解析する方法です。FFRCT解析により、1回の冠動脈CTで冠動脈の狭窄と血液不足の有無ついて、調べることができるため、患者様の負担軽減が期待されます。
FFRCT解析の導入には厳しい施設基準が設けられているため、日本での導入施設は約60施設、北陸では当院と富山大学でのみ解析可能です。解析にかかる費用は3割負担で約22,500円、2割負担で15,000円、1割負担で約7,500円です。
当院では狭心症など虚血性心疾患に対して、集学的検査や治療を行っております。循環器疾患が疑われた患者様については、是非当院循環器科を受診いただければ幸いです。

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