富山県立中央病院

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リウマチ・和漢診療科の藤永 洋 部長が、北日本放送で紹介されました。

 リウマチ・和漢診療科の藤永 洋 部長が、令和4年12月13日(火)に北日本放送「でるラジ」で紹介されました。

Q:関節リウマチはどういう病気ですか?
A:免疫の異常で関節に炎症が起こり、関節の腫れや痛みが持続する病気です。進行すると骨や軟骨が破壊され関節が変形し関節の機能が損なわれることがあります。
 日本ではおよそ60~100万人の患者がいると考えられ、患者さんの8割が女性です。
 発症年齢は、若い方で10歳代から、特に40~60歳代が特に多いと言われています。最近は高齢で発症する方も増えており、全ての年代の方がリウマチになる可能性があります。

Q:関節リウマチの発症の原因は?
A:現在のところ、原因はわかっていませんが、遺伝的な背景に加え、何らかの環境因子(喫煙、感染症、外傷など)が誘因となって一部の方に発症すると考えられています。

Q:関節リウマチにならないために日常生活で気をつけることは?
A:喫煙や歯周病がよくないことがわかっています。

Q:治療すると治りますか?
A:完全に治癒することは難しいものの、最近は薬物治療が進歩し、関節の炎症を抑え、痛みをとり、関節破壊の進行をとめることができます。このようなリウマチの症状がほとんど消失し、病気をコントロールできている状態を寛解(かんかい)といいます。
 最近は手術の技術も進歩してきていますが、関節リウマチを早期に発見して、関節が壊れる前に治療をはじめることが何よりも大切です。

Q:関節リウマチの代表的な症状は?
A:朝のこわばり、朝起きた時に手や足がこわばり動かしにくいといったことが、比較的初期の症状として見られます。そのほか、手指の第2関節や手指のつけ根が痛くなったり、腫れたりすることがあります。人によっては、ひざ、肩、足の指から始まることもあります。
 早期に治療を開始することが寛解につながりやすいため、関節の腫れ・痛みなど気になる症状があるときには早めに専門医に相談してください。

富山県立中央病院の「リウマチ・和漢診療科」については、こちらをご覧ください。

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