富山県立中央病院看護師特定行為研修について
【教育理念】
人々の健康のニーズの多様化に伴い専門分化する保健・医療・福祉の現場において、最善な看護を提供するために、特定の看護分野における深い知識と熟練した技術並びに高度な看護実践能力と倫理的判断力を備えた看護師を育成することにより、広く社会に貢献する。
【教育目的】
本研修の目的は、少子超高齢化社会の地域医療及び高度医療の現場において、安心と医療安全を配慮しつつ、健康状態を的確に判断・予測し、生活と医療の両面から、一人ひとりに合わせたタイムリーかつ効果的な医療・看護の提供に高度な臨床実践能力を発揮し、自己研鑽を継続しながらチーム医療のキーパーソンとして機能できる看護師を育成する。
【授業科目及び研修期間】
○共通科目（必修科目）：特定行為区分に共通して必要とされる能力を身につけるための科目
（研修期間：5ヶ月）令和6年6月～10月
| 科目 | 時間数（時間） | 評価方法 | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 講義 | 演習 | 実習 | 評価 | 合計 | |||||||
| 臨床病態生理学 | 29 | 1 | 1 | 31 | 筆記試験、演習の観察評価 | ||||||
| 臨床推論 | 26.5 | 16 | 1 | 1.5 | 45 | 筆記試験、演習実習の観察評価 | |||||
| フィジカルアセスメント | 17.5 | 16 | 13.5 | 5.5 | 45 | 筆記試験、演習実習の観察評価 | |||||
| 臨床薬理学 | 32.5 | 11.5 | 1 | 45 | 筆記試験、演習の観察評価 | ||||||
| 疾病・臨床病態概論 | 37 | 3 | 1 | 41 | 筆記試験、演習の観察評価 | ||||||
| 医療安全学/特定行為実践 | 24.5 | 14 | 4.25 | 2.25 | 45 | 筆記試験、演習実習の観察評価 | |||||
| 合計 | 167 | 54 | 18.75 | 12.25 | 252 | ||||||
※e-ラーニングを中心とした講義・演習・実習を受け、筆記試験に合格後、区分別科目へと進む
○区分別科目（選択科目）：各特定行為に必要とされる能力を身につけるための科目
※複数選択可能（研修期間：５ヶ月）令和6年11月～令和7年3月
| 特定行為区分 | 特定行為 | 時間数 | 評価方法 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 講義 | 演習 | OSCE | 評価 | 合計 | |||
| 呼吸器（気道確保に係るもの）関連 | ①経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整 | 8 | ＊ | 1 | 9 | 筆記試験 実技試験 観察評価 |
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| 呼吸器（人工呼吸療法に係るもの）関連 | ①侵襲的陽圧換気の設定の変更 ②非侵襲的陽圧換気の設定の変更 ③人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整 ④人工呼吸器からの離脱 |
20.5 | 6 | 2.5 | 29 | 筆記試験 観察評価 |
|
| 呼吸器（長期呼吸療法に係るもの）関連 | ①気管カニューレの交換 | 7 | ＊ | 1 | 8 | 筆記試験 実技試験 観察評価 |
|
| 腹腔ドレーン管理関連 | ①腹腔ドレーン抜去(腹腔内に留置された穿刺針の抜針を含む） | 7 | 1 | 8 | 筆記試験 観察評価 |
||
| 創傷管理関連 | ①褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去 ②創傷に対する陰圧閉鎖療法 |
31 | ＊ | 3 | 34 | 筆記試験 実技試験 観察評価 |
|
| 創部ドレーン管理関連 | ①創部ドレーンの抜去 | 5 | 1 | 6 | 筆記試験 観察評価 |
||
| 動脈血液ガス分析関連 | ①直接動脈穿刺法による採血 ②橈骨動脈ラインの確保 |
11.5 | ＊ | 1.5 | 13 | 筆記試験 実技試験 観察評価 |
|
| 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 | ①持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整 ②脱水症状に対する輸液による補正 | 12.5 | 2 | 1.5 | 16 | 筆記試験 観察評価 |
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〇領域別パッケージ研修
救急領域
| 特定行為区分 | 特定行為 | 時間数 | 評価方法 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 講義 | 演習 | OSCE | 評価 | 合計 | |||
| 呼吸器（気道確保に係るもの）関連 | ①経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整 | 8 | ＊ | 1 | 9 | 筆記試験 実技試験 観察評価 |
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| 呼吸器（人工呼吸療法に係るもの）関連 | ①侵襲的陽圧換気の設定の変更 ②非侵襲的陽圧換気の設定の変更 ③人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整 ④人工呼吸器からの離脱 |
20.5 | 6 | 2.5 | 29 | 筆記試験 観察評価 |
|
| 動脈血液ガス分析関連 | ①直接動脈穿刺法による採血 ②橈骨動脈ラインの確保 |
11.5 | ＊ | 1.5 | 13 | 筆記試験 実技試験 観察評価 |
|
| 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 | ①脱水症状に対する輸液による補正 | 9 | 1 | 1 | 11 | 筆記試験 観察評価 |
|
| 精神及び神経症状に係る薬剤投与関連 | ①抗けいれん剤の臨時の投与 | 10.5 | 2 | 1.5 | 14 | 筆記試験 観察評価 |
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| 合計（時間） | 59.5 | 9 | 7.5 | 76 | |||
【受講資格】
次の各号に定める要件をすべて満たしていることを必要とする。
【必須条件】
１）看護師免許を有すること。
２）看護師の免許取得後、通算5年以上の実務経験を有すること。
３）所属長（看護部長あるいは同等職位の所属長）の推薦を有すること。
４）看護職賠償責任保険に加入していること。
【定員】
・各区分別科目 定員5名（予定）
・領域別パッケージ研修
救急領域 定員5名（予定）
応募多数の場合は、当院の特定行為研修管理委員会で審議し決定する。
【募集期間】
・令和6年5月13日（月）から5月29日（水）
【受講料】
・入講納付金 20,000円、共通科目 400,000円、区分別科目 時間数×1,000円（予定）
【必要書類】
1）受講願書 （様式1 Word）
2）履歴書 （様式2 Excel）
3）志願理由書（様式3 Excel）
4）推薦書 （様式4 Excel）
5）緊急連絡先（様式5 Word）
6）看護師免許（写）
令和5年度修了式
