富山県立中央病院臨床研修プログラム

臨床研修プログラム概要

最高水準の先進医療を学ぶ!ピッツバーグ大学短期研修

 平成26年より、臨床研修医を対象としたピッツバーグメディカルセンターへの短期海外派遣研修がスタートしました。同センターは、がん医療、臓器移植などの高度先進医療はもちろん、救急医療・プライマリケアや在宅医療などの地域医療サービスにおいても評価が高く、世界中から医師が留学、研修に赴いています。
 当院では、初期臨床研修2年次に、1週間程度の研修を行います。
 みなさんもぜひ当院で世界最高水準の医療に触れてみませんか。

研修内容

研修内容はピッツバーグ大学の先生と相談し、研修医の個別の希望も考慮して決定しています。

研修期間

研修医2年次を対象に米・ピッツバーグ大学メディカルセンターへの短期海外派遣研修を行いました。
第1ターム2017年7月31日〜8月3日
第2ターム2017年8月28日〜9月1日
第3ターム2017年10月2日〜5日

学びの大聖堂
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国際的な医療サービスについて学ぶ!バンコクパタヤ病院短期研修

 バンコクパタヤ病院はバンコク・ドゥシット・メディカル・サービス(BDMS)が所有、運営している病院のうちの1つで、世界各国からの患者(メディカルツーリズム)に対応できるようJCI等を取得し、国際的な医療サービスを提供しています。
 日本でも外国人観光客が増えている中、様々な国籍の患者さんに対応した医療が重要となってきています。みなさんも、国際的な医療サービスの実際について学んでみませんか。

研修内容

研修期間

研修医2年次を対象にバンコクパタヤ病院にて短期研修を行いました。
第1ターム2017年11月27日〜12月1日
第2ターム2017年12月4日〜12月8日

パタヤビーチ
パタヤビーチ バンコクパタヤ病院

地域医療の原点を学ぶ!沖縄短期研修

 沖縄は遠隔型の小規模離島が19島(20診療所)あるため、日本では珍しい総合医による滞在・全科対応型へき地医療が構築されており、地域医療の原点があります。離島医師は島民一人ひとりの「メディカルコンシェルジュ」として慢性疾患においては日常生活や社会的背景を踏まえた治療を行い、緊急の場合も15分以内に往診に向かえる体制を整えています。みなさんも、離島研修を通して地域医療の支援体制について学びませんか。

沖縄県立中部病院

沖縄県立宮古病院

医療法人上善会かりゆし病院

竹富町立竹富診療所

研修期間

研修医2年次を対象に沖縄県立中部病院、沖縄県立宮古病院、医療法人上善会かりゆし病院、竹富町立竹富診療所にて短期研修を行いました。
第1ターム2017年11月6日〜10日
第2ターム2017年11月27日〜12月1日

沖縄
沖縄県立中部病院 沖縄県立宮古病院

研修報告

日本とアメリカ、医療の違いを実感

○ピッツバーグ研修報告山本 侃暉

 ピッツバーグ大学医療センターは世界屈指の病院であり、これまで自分が経験してきた医療との違いを目の当たりにしました。
 まずは医療スタッフが非常に多く、役割が細分化されていました。認定看護師が日常診察や検査、処方に加え、集中治療室の当直までこなしており、医師の負担の少なさが印象的でした。日本でも教育システムを確立した上で、医師以外の医療スタッフの診療行為を拡大してほしいと感じました。
 一方で、日本の医療の良さも再確認しました。当院は主治医制がとられており、24時間365日何かあれば主治医が呼び出されています。患者さんから見れば主治医がいつでもかけつけるのは心強く、安心できる環境だと思います。また、医療スタッフが富山弁であたたかく患者さんに接する姿をみると、合理的なアメリカの医療とは違った良さがあることを認識させられました。

ピッツバーグ大学短期研修Photo

観光地の病院で22ヶ国の言語に対応

○バンコクパタヤ病院研修報告久保 赳人

 今回は5日間の見学期間中、救命救急センターの見学を中心に、外傷カンファレンスや症例検討会など各種カンファレンスへの参加、病棟やICU、カテーテル室などの見学もさせていただきました。
 タイの病院前救急システムで印象的だったのは、ボランティア団体による病院前救急の活動が非常に重要だということです。この活動資金はタイの人々の寄付を中心に成り立っているそうです。
 また、バンコク・パタヤ病院は海外からの旅行客が多いので、計22ヶ国語まで対応が可能だということです。医師のほとんどは流暢に英語を話していました。私自身も英語を話さなければならない機会に恵まれ、英語のコミュニケーション力の必要性を再認識しました。

バンコクパタヤ病院研修Photo

生活習慣の違い、予防医学の大切さを再認識

○沖縄研修報告高長 紘平

 石垣島・竹富島で興味深かったのは、沖縄独特の生活習慣とそれに伴う健康への影響です。沖縄地方は若い人の死亡率が高いという「沖縄(竹富島)クライシス」という言葉を初めて知りました。竹富診療所の石橋先生はこの問題に対し、健康に対する推進部会「ぱいぬ島健康プラン21」を結成し、島民への啓発活動を積極的に推進。この成果の1つとして喫煙率が徐々に減少しているそうで、予防医学の重要性を再認識しました。
 一方、沖縄県立中部病院は症例数の多さと研修医の忙しさが印象的でした。屋根瓦式の教育を見学し、当院とは異なる方法で研修医のスキルアップが図られていることを実感しました。
 今回の研修を終えて、1つひとつの症例をしっかり検討することが重要であることを再認識しました。

沖縄研修Photo