HOME >看護部について >専門・認定看護師の活動 > 認定看護師の1日 乳がん看護認定看護師 嶋倉 裕美

看護部について


認定看護師の1日 乳がん看護認定看護師 嶋倉 裕美

私は、乳がん看護認定看護師として、外科病棟や乳腺外科外来で乳がん患者さんへの支援をおこなっています。
また、特定行為研修の栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連、腹腔・創部ドレーン管理関連を修了し、所属している外科病棟で実践しています。

8:30

勤務開始・患者情報共有・ミニカンファレンス

看護師間で、入院予定の患者さんの外来での様子や入院中の患者さんの情報共有を行います。

9:00

創部・腹腔ドレーンの抜去

特定行為研修を修了し、手術時に挿入された創部・腹腔ドレーンの目的が達成されたことを確認し抜去しています。看護師がタイムリーに抜去できることで、手術後シャワー浴が早くできるなど患者さんの快適な入院生活につなげています。

看護業務

9:15

看護業務

病棟看護師の一員として、看護業務を実践します。手術後の全身状態の観察や清潔援助などを行います。
患者さんの不安や気がかりを聴き、例えば小さい子どもさんと術後どのように向き合うか、治療と仕事・家事の両立をどのようにしていくかなどを患者さんと話し合い、気持ちの整理の手助けや先が見通せるように治療スケジュールなどの情報提供を行っています。

11:00

乳腺外科外来で患者ケア

病棟には、乳がん術後用の補整下着やパッド、化学療法による脱毛時に使用するウィッグや帽子などアピアランスケアのためのものを準備しています。実際に試着することで退院後の生活がイメージしやすくなります。
このように、がんやがん治療にともなう外見の変化による気持ちの辛さを和らげられるようケアを実践しています。

乳腺外科外来で患者ケア

12:30

昼食・休憩

13:30

乳腺外科外来で乳がん告知、治療方針の説明に同席

乳がん告知の精神的ショックを受けている患者さんの傍に寄り添い精神的支援を行っています。

14:00

看護面談

乳がん告知後のつらい思いを聴いています。
また、乳がんは手術、化学療法、放射線療法などを組み合わせて治療を行うため、1人1人治療が異なります。補足説明を行うことで理解を促し、意思決定支援を行っています。医師と共同し遺伝子検査のカウンセリングを実施しています。

15:00

退院後のリハビリを確認、リンパ浮腫の予防指導

入院中に行っていた患肢のリハビリが退院後も継続できているか患肢の可動域を理学・作業療法士と一緒に確認し、自主練習をサポートします。リンパ浮腫予防指導を再度行い、日常生活で注意を促します。

退院後のリハビリを確認、リンパ浮腫の予防指導

16:00

治療の副作用を確認、再発治療のサポート

抗癌剤や分子標的薬、免疫チェックポイント阻害剤などのそれぞれの薬の副作用、日常生活への影響を確認し、QOLが維持できるよう支援しています。

17:15

勤務終了