HOME > 看護部について

看護部について


専門・認定看護師の活動

認定看護師の1日の密着!

さまざまな分野の認定看護師の1日について紹介します。

ふれあい看護イベント がん征圧・がん検診普及啓発月間を開催(令和5年10月2日、3日)

 当院では、9月の「がん征圧月間」、9~10月の「富山県がん検診普及啓発運動月間」にちなみ、当院を訪れる患者・家族に、がん予防や医療の現状、がん検診の必要性とともに人々の健康に対するセルフケア行動を高めるための啓発活動を行っています。がん検診や自宅で行うリハビリテーションについてのポスター展示を行い、がんを防ぐための生活やがん検診、食事の悩みのアドバイス等のパンフレットを設置し情報提供や相談対応を行いました。
 治療や療養生活を送るうえでの運動や治療に伴う食生活、悩みに関して個別に対応を行い、延べ121名の患者さんとそのご家族が立ち寄られました。参加者からは、検診への前向きな意見、リハビリテーションへの関心、悩みの解消につながったとの声が聞かれました。今後も、がん相談支援センターや各専門分野の専門・認定看護師と協力しセルフケア行動、検診の受診率の向上に努めがんサバイバーやその家族の支援を継続していきたいと思います。

がん看護専門看護師  加藤 麻衣

「看護の日」ふれあいイベント2023を開催

 日本看護協会では1990年に5月12日を「看護の日」※とし、この前後にふれあいイベントを全国規模で開催しています。
当院でも「看護の日」事業の一環として、広く県民に看護のこころ、ケアのこころ、助け合いのこころを育み、看護職への理解を深め、関心を高めることを目的としてふれあいイベントを開催しています。各専門分野よりパネル展示での情報提供を行い、延べ395名の患者さんとそのご家族に参加していただきました。

※5月12日の由来
近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ、5月12日に制定されました。
1965年から、国際看護師協会(本部:ジュネーブ)は、この日を「国際看護師の日」に定めています。
出典:公益社団法人日本看護協会HP
(http://www.nurse.or.jp/home/event/simin/about/index.html)

今年度は、終日展示型で開催したことより、イベント開催時間外にも多くの方に展示を見て頂き、とても好評でした。次年度は、終日展示の継続と共に、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行したことより、各専門分野による対面式のふれあいイベントの開催を考えています。

慢性心不全看護認定看護師 大工 真人

「看護の日」ふれあいイベント2023を開催

「看護の日」ふれあいイベント2023を開催 「看護の日」ふれあいイベント2023を開催 「看護の日」ふれあいイベント2023を開催

「がん看護セミナー応用編~がん患者のせん妄について学ぶ~を開催」 (令和4年11月1日)

 当院ではがん関連の専門・認定看護師により、がん看護の質の向上を目的にがん看護セミナー基礎編、応用編を開催しています。今年のがん看護セミナー応用編は「せん妄が出現したがん患者と家族への関わりについて考える」をテーマに開催しました。せん妄は患者さんだけではなく家族にとっても辛い症状であり、がん患者さんにも多くみられる症状の一つです。グループワークでは事例検討を行いせん妄の要因についてアセスメントし、患者さんと家族へのケアについて考えました。講義ではせん妄の予防や症状マネジメントにおいて看護師の役割は大きいことを伝え、参加者からは「せん妄について理解が深まった」「後輩の指導に役立てたい」などの声が聞かれました。今後もがん看護の実践に活かせるセミナーを企画していきたいと思います。

緩和ケア認定看護師 敦賀 晶子

「がん看護セミナー応用編~がん患者のせん妄について学ぶ~を開催」 (令和4年11月1日)
「がん看護セミナー応用編~がん患者のせん妄について学ぶ~を開催」 (令和4年11月1日)

「植込み型補助人工心臓装着患者さんの看護についての勉強会を開催」 (令和4年6月24日)

 補助人工心臓(VAD:バド)とは、内科的な治療の限界を超えた重症心不全に対する機械的な補助方法です。
心臓のポンプ機能そのものを代行して、全身に血液を循環させます。当院は2020年に植込み型補助人工心臓管理施設認定を受け、植込み型補助人工心臓装着患者のレスパイト入院(休養入院)および機器の不具合や体調不良時の入院管理を行っています。入院となる病棟は集中治療部門および循環器内科病棟(中央病棟A 7階南)です。そのため、令和4年6月24日に集中治療部門および中央病棟A 7階南病棟看護師を対象に勉強会を開催しました。
 勉強会の内容は、1.VADの種類 2.ハートメイトⅢシステムコントローラーのボタンの説明 3.各種アラームの対処方法 4.毎日の機器チェック方法 5.緊急時のシステムコントローラーの交換方法 6.VAD装着患者の毎日の看護のポイントについてです。
動画を多く取り入れることで、毎日の基本的看護および緊急時の対処法の理解に繋げやすかったと好評でした。今後も学習を深め患者さんにより良い看護を提供していきたいと考えています。

慢性心不全看護認定看護師 大工 真人

「植込み型補助人工心臓装着患者さんの看護についての勉強会を開催」 (令和4年6月24日)

医療ニーズの高い患者さん・家族の退院支援 専門・認定看護師会がシンポジウムを開催(令和3年8月26日)

 当院の呼吸ケアチームは、医師・看護師・臨床工学技士・理学療法士など様々な職種でチームとなり、人工呼吸器を使用する患者の呼吸管理やケアを中心に介入しています。
昨年より、特定認定看護師が気管カニューレの定期交換を実施しており、介入の幅が広がっています。

 今回、専門・認定看護師と一緒に看護を学ぶ会では、「在宅療養の継続を支える看護~気管切開患者の呼吸器管理を行った事例を通して~」をテーマにシンポジウムを開催しました。
特定認定看護師がカニューレ交換を実施した患者さんの退院支援を病棟看護師と特定認定看護師のそれぞれの立場から振り返りました。「声を出して話しがしたい」「早く家に帰りたい」という患者の希望を叶えることを目標に連携の重要性を再認識し、連携のあり方についてフロアのスタッフもともに考えることができました。
また、退院後訪問など退院支援の実際を知ることで、患者さん・家族に寄り添った看護がしたい、頑張りたいと看護へのモチベーションアップにつながった意見もありました。

 今後も専門・認定看護師会では、院内看護師と連携を図り、よりよい看護、やりがいの感じられる看護を提供していくため、研修会等の企画を行っていきたいと思います。

医療ニーズの高い患者さん・家族の退院支援 専門・認定看護師会がシンポジウムを開催(令和3年8月26日)
医療ニーズの高い患者さん・家族の退院支援 専門・認定看護師会がシンポジウムを開催(令和3年8月26日)

withコロナ時代の看護を語る!専門・認定看護師会がシンポジウムを開催(令和2年10月28日)

 当院は4月から新型コロナウイルス感染症患者さんの受け入れを開始しました。感染症病棟で勤務する看護師は感染対策を行う中で患者さんの不安や辛さを感じながらも、通常行っている寄り添う看護を制限しなければなりませんでした。また、家族面会も禁止される中、多くのジレンマを抱え対応しています。

 そこで、専門・認定看護師会では院内看護師を対象に、様々な分野の専門・認定看護師がシンポジスト、アドバイザーとなり「新型コロナウイルス感染症患者の看取りのケアを振り返る―感染対策と医療倫理のジレンマ―」をテーマにシンポジウムを開催しました。参加者からは、それぞれの立場での意見が寄せられ、共有することができました。そして、改めて「看護師として大切にすべきこと」を会場全体で考える機会となり、より一層看護師の結束力は高まり、withコロナ時代の看護師として一歩前進できたように思います。

 今後も専門・認定看護師会では、院内看護師の声に耳を傾け、より良い看護、やりがいを感じられる看護を目指し、研修会等の企画をしていきたいと思います。

専門・認定看護師会

withコロナ時代の看護を語る!専門・認定看護師会がシンポジウムを開催(令和2年10月28日)
withコロナ時代の看護を語る!専門・認定看護師会がシンポジウムを開催(令和2年10月28日)

令和2年度新任看護職員AED講習会(令和2年9月17日)

 令和2年度新任看護師を対象に、一次救命処置の講習会を開催し、指導者として参加しました。学生の時に、授業で心肺蘇生法を習っていますが、患者を受け持ち、夜勤も経験するようになると、急変に遭遇したらどうしようと思っている新任看護師が多いと思います。急変の第一発見者は看護師であることが多く、迅速な初期対応、質の高い胸骨圧迫を行うことが患者の生命予後にとって非常に重要であることを、実技を通して理解してもらえたと思います。

救命看護認定看護師 大屋江里子

令和2年度新任看護職員AED講習会(令和2年9月17日)