認定看護師の1日 がん放射線療法看護認定看護師 片山 里美
私は外来(放射線科)に所属しており、放射線治療、CT室、MRI室、RI室で、検査の介助や看護業務を行っています。そのうち週1回(不定期)、地下1階の放射線治療面談室で「放射線看護外来」を実施しています。
8:30
勤務開始
放射線治療予定表から、その日の患者スケジュールや診察の状況などを確認します。
8:40
放射線治療ミーティング
放射線治療担当の診療放射線技師と治療担当看護師で、その日に治療する患者さんのスケジュールや状態について情報を共有します。
8:50
情報収集
待合室で待機している患者さんに声かけを行い、体調を確認させていただきます。
診療記録、看護記録などをカルテで確認し、有害事象が出現する時期にあたる患者さんをリストアップします。
9:30
患者面談、看護記録
面談が必要な患者さん、予約患者さんの面談を行い、看護記録を記載します。
まずは治療計画画像を一緒に見ながら、どこにどのような副作用が出る可能性があるかお伝えします。その上で有害事象の出現状況、実施しているセルフケアの確認と指導、治療に対する不安の緩和などを行っています。
10:30
治療の介助
面談予約が入っていない時間帯は、治療の介助をしています。
患者さんの有害事象や心理状態などの観察やケアの指導を行います。
12:00
昼食、休憩
13:30
初診患者さんの診察に同席
放射線治療医師の診察に同席し、患者さんの反応や理解度を見ながら、患者さんが納得して最適な治療が受けられるよう支援します。
15:00
病棟訪問(カンファレンスに参加)、看護記録
放射線治療中の患者さんについて、病棟看護師と情報を共有し、一緒にケアや苦痛緩和について検討します。
16:00
検査部門の業務
CT室やMRI室などで、造影剤の注射や検査の介助を行います。
17:15