2024.01.23vol.79 血液内科
研修医 原田
数多くの学びを今後に活かしたい
血液内科は1年次にも研修しましたが、もう一度ローテさせていただくことにしました。血液内科では電解質の補正や輸液、感染症、抗菌薬、栄養といった内科的管理を行う機会が多くあり、来年以降、内科に進むにあたって初期研修の間にできるだけ知識を吸収したいと考えたからです。もちろん化学療法や造血幹細胞移植といった血液内科ならではの治療も勉強することができます。
研修期間中は、毎日20人前後の患者さんの診療を上級医の先生方とグループで行い、考え方や疑問点などについて丁寧に教えていただきました。自分自身はまだ未熟で力不足を痛感することは多々ありましたが、患者さんから多くを学ばせていただいたおかげで、研修を有意義なものにできたと思っています。この学びと経験を今後の診療に活かし、将来出会う患者さんのために役立てていきたいです。
最後になりますが、手厚く熱心にご指導くださった先生方、および病棟スタッフの皆様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。
AM8:00カルテの確認
患者さんのカルテを見て、前日の夕方以降のバイタルサインや食事量、血糖値、排便の有無などを確認していきます。
AM8:30朝回診、病棟業務
グループで患者さんのところに行き、体調や症状の変化などから今後の治療方針を検討します。血液検査の結果をもとに、輸血や電解質の補正などについて上級医と相談しながら決定します。
AM11:00骨髄穿刺・生検など
骨髄穿刺・生検、抗癌剤髄注などの専門的な手技は見学・介助がメインですが、CVポート穿刺、CVC抜去、カニューレ交換などの基礎的な手技については自身で行います。
PM0:30昼休憩
血液検査の結果を患者さんに説明した後、昼食休憩をとります。
PM1:30病棟業務
午前中に引き続き、病棟でCTの結果などを確認します。他科からの血球減少のコンサルトや、画像から悪性リンパ腫が疑われた症例があった場合は、その対応を上級医と一緒に考えます。
PM3:00部長回診、カンファレンス
週1回の部長回診では、担当する患者さんについて30秒程度でプレゼンテーションを行います。
PM4:30その他
顕微鏡で血球を観察したり、手術で摘出された標本の切り出しを行ったりします。
PM6:00業務終了
タスクが終了したら勉強などに時間を充てます。毎日、少しでも前に進めるようにしたいと思っています。