2024.02.20vol.80 病理診断科

研修医 橋本

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多様な臓器を診断し、総合的に判断

 病理診断科では、様々な診療科の腫瘍性疾患から非腫瘍性疾患の組織診断、細胞診断などを行っています。疾患の正確な診断と適切な治療方法を選択するにあたり、病理診断は必要不可欠です。
 研修医は、前日の手術検体の中から関心のある症例を2つほど選び、指導医の先生の立会いのもとで切り出し、標本ができたら診断レポートを作成します。疾患の診断だけでなく、深達度の評価や背景臓器の評価をするなど、1つの標本でも、診るべき項目はたくさんあります。鑑別のために特殊染色を考えたり、臨床所見と合わせて総合的に判断したりすることも大切になってきます。
 私はこのような仕事内容にやりがいを感じ、来年度から病理の道へ進むことに決めました。病理に少しでも興味がある方はもちろん、外科系に興味がある方もぜひ「病理診断科」で研修を受けてみてほしいと思います。

時計アイコンAM9:00標本の切り出し

標本の切り出し標本の切り出し午前中は手術検体の切り出しを行います。臓器や手術方法によって切り出し方が異なるので、指導医の先生と確認しながら行っていきます。

時計アイコンPM0:00お昼休憩

1時間ほどお昼休憩をとり、午後の業務に備えます。

時計アイコンPM1:00組織診断

組織診断組織診断自分が切り出した検体の標本を顕微鏡で観察し、レポートを作成します。作成したら指導医の先生にチェックしていただき、分らなかったところなどを解説していただきます。

時計アイコンPM5:00カンファレンスなど

各診療科と合同でカンファレンスを行う日もあります。このほかにもCPCに参加したり剖検に入ることもあります。

研修医レポート