2023.10.26vol.76 放射線診断科

研修医 伊藤

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数をこなすことで読影の型を習得。

 放射線診断科では、読影業務と超音波検査を2週間ずつ、そして週1回の外来業務を経験しました。
 読影業務では読影をどのように行い、レポートを記載するかを学びました。救急外来では、症状と血液検査からある程度の鑑別疾患を絞り、読影をする際もあたりをつけて読むことが多く、自分は型を決めて網羅的に読影することを意識していなかったため、改めて読影の仕方を見直す機会となりました。また、読影を行う度、指導医の先生からフィードバックをいただき、網羅的に見ているつもりでも別の所見に気を取られて見逃している所見を再確認したり、それぞれの解剖学的構造、病態によって画像所見がどのように現れるのかなども学びました。じっくりと時間をかけて一つ一つの読影を行うことで、読影の型を身につけるだけでなく、正常所見はどのようなものであるか、ある程度の感覚もつかめたように思います。
 また、超音波検査では自分で行った際は描出できなかった時、描出しやすいよう、患者さんに体位変換をしてもらったり、プローブの当て方や強さについて学んだりすることができました。
 最後に、お忙しい中先生方には数多くのご指導を頂きました。この場をお借りして深く感謝申し上げます。

時計アイコンAM8:30外来

外来地域のクリニックや診療所からの画像検査の依頼があります。外来では画像検査前の説明や造影剤の説明、MRIを施行する前の問診などを行います。基本的には一人で行いますが、分からないことがあれば上級医に随時確認します。

時計アイコンAM10:00読影・ 超音波検査

読影・ 超音波検査読影・ 超音波検査読影業務では、予定検査や救急外来・内科外来から依頼があった画像検査の中から読影をしたい症例を選択して読影を行います。まずは自分で読影を行い、その後に指導医の先生が2次読影を行い、所見についてのフィードバックを受けます。
超音波検査では腹部エコーを行います。まずは自分で10分程度行い、その後は検査技師さん、および月・金は指導医の先生が追加で行い、適宜フィードバックを受けます。検査施行後は所見を作成し、同様に2次読影をしていただき、フィードバックを受けます。

時計アイコンPM0:00昼食・休憩

昼休憩は、午前の読影・超音波検査が終わり次第なので、時間が前後することもありますが、しっかり1時間休憩して午後の業務に備えます。

時計アイコンPM1:00読影・超音波検査

読影・ 超音波検査午前同様に読影・超音波検査を行います。超音波検査では心エコーを行います。午前と同様、10分程度自分で行い、その後は検査技師さんに追加で施行していただき、フィードバックを受けます。基本的には1ヶ月のローテーションでは、読影と超音波検査を2週間ずつ回ります。

時計アイコンPM4:00自習

日にもよりますが、16時30分頃には読影業務や検査が終了するため、その後は、その日の振り返りや自己研鑽に充て、定時に帰宅します。

研修医レポート