2023.09.27

vol.75 ピッツバーグ大学短期研修

日本との医療の違いを実感した5日間

岩田 笙子

 この夏に5日間、アメリカのピッツバーグ大学医療センターでの海外研修に参加させていただきました。ここでは免許の関係で医療行為は行えないので見学中心の研修となりました。
 アメリカの医療は日本の医療とは大きく異なり、完全に分業化されている点が特徴的でした。病棟担当の総合内科医、内視鏡担当の内視鏡医、手術担当の外科医というように医師の専門性が際立っていました。また、麻酔導入ができる麻酔専門看護師や人工呼吸器管理専門の技師など、医師以外のスタッフの専門性も高く、業務の棲み分けがはっきりとしていました。見学先では、言語の壁は多少感じましたが、スタッフの皆さんには丁寧に、わかりやすく教えていただくことができました。
 空いた時間にはピッツバーグ観光を楽しみました。メジャー観戦をしたり、アメリカならではの食事を楽しんだり、美術館に行ったりと、現地の文化やライフスタイルを満喫することができました。
 5日間と短い時間ではありましたが、とても楽しく充実した時間を過ごすことができました。他ではなかなかできない貴重な体験ですので、当院での研修を希望される皆さんにはぜひ、参加していただきたいと思います。

ピッツバーグ市内

研修風景 ピッツバーグ市内
研修医レポート