2023.06.21vol.72 集中治療室(ICU)

腰塚 桜

腰塚Photo

1日1患者、病態を深く学ぶことができた

 当院のICUは「closed ICU」であり、内科系・外科系を問わず重症患者の全身管理を行います。私は昇圧剤や挿管が必要な患者さんのマネジメントを学びたいと思い、ICUでの研修を選ばせていただきました。
 研修中は人工呼吸器の設定や臓器別のアセスメントについて深く学ぶことができました。1日で1患者を担当するため、各病態について一般病棟より深く考えることができたと思います。また、上級医のご指導の下、動脈ライン確保や中心静脈カテーテル挿入などの手技についても多く経験させていただき、充実した研修となりました。
 1ヶ月間という短い期間でしたが、非常に多くのことを学ぶことができました。この場をお借りして、ICUの先生方をはじめスタッフの皆様に深く感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。

時計アイコンAM8:30《朝》カンファレンス

ICU入室中の患者さんについて毎朝、多職種カンファレンスを行い情報共有します。

時計アイコンAM8:45朝回診

カンファレンスの内容を踏まえて回診を行い、その日の治療方針を決めていきます。

時計アイコンAM9:00身体診察・エコー

身体診察・エコー患者さんの状態把握のため身体診察やエコーを行います。様々な観点から治療に対するアセスメントを行い、次の治療方針を決めていきます。

時計アイコンPM0:00昼食

休憩して午後の仕事に備えます。

時計アイコンPM1:00動脈ライン確保・中心静脈カテーテル穿刺など

動脈ライン確保・中心静脈カテーテル穿刺など指導医の先生のサポートのもと、新規ICU入室となった患者さんの動脈ライン確保や中心静脈カテーテル穿刺を行います。手技を上達させる絶好の機会です。

時計アイコンPM4:30《夕》カンファレンス

日中の患者さんの経過について当直帯の先生に情報共有を行います。プレゼン内容に対して指導医の先生からフィードバックをいただきます。

時計アイコンPM5:15業務終了・帰宅

ICUはシフト制なので、カンファレンス終了後に帰宅となります。帰宅後は日中に指導医の先生から指摘されたことなどについて勉強し、翌日に備えます。

研修医レポート