2020.12.24vol.42 精神科
曽根 渉
問診テクニックから薬剤選択まで深く学んだ
精神科の主な業務は、初診外来を受診した患者さんの診察と病棟患者さんの診察になります。
初診外来に、まだ診断のついていない患者さんや他院からの紹介患者さんがこられます。まず研修医が診察し、病歴を聴取し、鑑別疾患を上げる訓練になります。上級医の診察にも同席し、問診の仕方や診断について教えていただきます。
患者心理教室は、統合失調症や双極性障害の患者さんが自身の病気について学ぶ機会です。私たち研修医からも、どのように病気の再発を予防していくかなど、患者さんに説明させてもらいます。
一方、精神科病棟には統合失調症や双極性障害、認知症などの患者さんが入院されています。上級医と共に治療内容について検討し、薬剤選択について学ぶことができます。精神科以外でも必要になることが多い、眠剤の使い方や鎮静薬の使い方などもレクチャーしていただきます。
短い間でしたが、精神科の先生方をはじめ、看護師さん、臨床心理士さん、作業療法士さんにも親切に指導いただきました。この場を借りて感謝とお礼を申し上げたいと思います。
AM8:30スタッフミーティング
医師や看護師、コメディカルのみなさんと全員で病棟患者さんの申し送りや情報共有を行います。
AM9:30初診外来の予診
初診外来を受診した患者さんを診察し、病歴聴取を行います。鑑別疾患を挙げ、上級医の診察に同席して学びます。
PM2:00患者心理教室
疾患についてのレクチャーを行っています。研修医からも患者さんに説明させてもらう機会もあります。
PM3:30クルズス
上級医から精神疾患や精神科救急、精神科で使用する薬剤などについてレクチャーをしていただきます。
PM4:30病棟回診
入院している患者さんを診察し、状態を把握。今後の治療方針について確認します。
PM5:15業務終了
1日の業務を振り返り、学んだことを確認します。