2021.01.15vol.43 血液内科

森田 幸輝

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癌治療の基礎を学習

 血液内科では、主に血液腫瘍の患者さんの診療を行います。血液腫瘍は「治す」ことのできる数少ない癌ですが、治療期間は血球減少や感染など多くの合併症を伴います。今回は、化学療法やその有害事象の対応について学びたいと思い、血液内科で研修させていただきました。
 研修中は、日々血液検査データを見ながら有害事象の対応を行っていきます。治療中は特に免疫力が低下するため、他の診療科ではあまり目にすることのない感染症対応を学ぶことができます。
 当院は北陸でも数少ない造血幹細胞移植が可能な病院であり、県内外から多くの患者さんが集まってきます。幅広い症例が経験できるだけでなく、骨髄穿刺や腰椎穿刺、中心静脈カテーテル挿入などの手技を経験できるため、将来、腫瘍を扱う診療科を希望している方には充実した研修が受けられると思います。
 最後に、血液内科の先生方には1ヶ月間、本当に丁寧にご指導いただきました。この場をお借りして感謝を申し上げます。

時計アイコンAM7:30病棟回診

指導医の先生と病棟患者さんの回診を行います。患者さんの状態に応じて指導医と相談しながら検査・治療の計画を立てます。

時計アイコンAM10:00病棟業務

血液疾患の患者さんは日々検査結果が変動します。当日のデータを確認しながら輸血や抗生剤の準備をします。

時計アイコンPM1:00病棟処置

病棟処置病棟処置病棟処置骨髄穿刺や抗癌剤の髄注・中心静脈穿刺など、病棟患者さんの処置を行います。指導医の先生方の指導のもとで行い、適宜フィードバックもしていただきます。

時計アイコンPM3:00カンファレンス

週に1回、受け持ち患者さんのプレゼンテーションを行います。チーム以外の先生方からも指導をいただきながら治療方針の確認を行います。

時計アイコンPM4:30振り返り

翌日入院する患者さんの入院準備を行います。入院患者さんで相談したいことがあれば指導医と相談もできます。

研修医レポート