2022.04.26

vol.58 この1年間を振り返って

経験値と自由度の高さが魅力、成長を実感した1年。

伊東 成宜

 期待と不安を抱えて迎えた昨年の春から、早くも1年が経ちました。仕事ができず右往左往してばかりだった私ですが、働く中で少しずつ見えてきた当院の特色を2点紹介させていただきます。
 1つ目は臨床研修医を指導してきた経験が積み重なっていることです。当院から数多くの初期臨床研修医が卒業していきました。優秀な先輩方が積み重ねてきた信頼のおかげで、指導医の先生方は初期研修医に仕事をどこまで任せ、どこから力不足となるのか把握しながら指導して下さいます。「これやってみようか」と促してもらい、貴重な経験を何度も与えて頂きました。できることが徐々に増えていくという実感があり、ますます日々の診療に前のめりになりました。
 2つ目は臨床研修の自由度の高さです。自身の当院の初期研修では、1年目に内科と救急科、その他の必修科目を主にローテーションします。どんな診療にも必要な基礎技術と救急対応を最初の1年で身につけることが目的です。どの診療科をローテーションするかは自由に変更することができ、診療中に自身に足りない部分を分析して、次に回る診療科を検討することができます。
 この1年間は、当院で研修して本当によかったと実感した1年でした。未熟な私を丁寧に、時に厳しく指導してくださった指導医の先生方、同僚のみなさん、医療スタッフの方々には本当に感謝しています。これまでお世話になった先生方に少しでも近づけるよう、研修2年目も初心を忘れず努力していきます。

伊東photo
研修医レポート