2021.02.15vol.44 呼吸器外科

安孫子 諒一

安孫子Photo

技術だけでなく医師としての姿勢も学んだ。

 呼吸器外科では、肺癌をはじめ、気胸や胸膜腫瘍、甲状腺など多くの手術・手技や診断、緊急時の対応について学ぶことができました。
 手術や手技に関しては、胸腔ドレーン挿入や抜去、胸腔鏡下手術でのポート作成、開胸、閉創など、積極的に研修医に任せていただける機会が多かったです。その分、事前の勉強や終わった後の復習をする習慣がつき、次に行う際はどうすれば以前より確実に、速やかに行えるのかを手術書や手術動画を見ながら考えるようになりました。
 カンファレンスに関しても、毎日、研修医が病棟患者さんのプレゼンを行うため、短時間で要点をまとめて話す力がつきました。また、先生方はレントゲンやCTの読影や周術期管理、手術での注意点などを事細かに教えてくださり、どんな些細な質問にも丁寧に答えてくださいました。
 先生方の患者さんや他の医療従事者に対する姿勢もとても誠実で、毎日詳細にカルテ記載を行っている光景を目の当たりにし、呼吸器外科医としてだけではなく、医師としての姿勢も大変勉強になりました。
 最後になりますが、1ヶ月という短い間でしたが、お世話になった呼吸器外科の先生方にこの場をお借りして深く感謝申し上げます。

時計アイコンAM8:30カンファレンス

カンファレンス科内で毎日入院中の患者さんについてのカンファレンスを行います。カンファレンスが終わったらそのまま全員で回診します。

時計アイコンAM9:00病棟処置

病棟で胸腔ドレーン抜去や抜糸など入院患者さんの処置を行います。

時計アイコンAM9:30手術(1件目)

手術手術1件目の手術に入ります。手術は胸腔鏡下が多く、研修医は上級医の指導のもと、ポート作成やカメラ持ち、閉創などをを行います。

時計アイコンPM1:30手術(2件目)

手術手術2件目の手術が始まります。手術内容は肺癌や気胸、甲状腺腫瘍などバリエーションに富んでいます。先生方は優しく指導熱心で、手技や手術の注意点についても丁寧に教えてくださいます。

時計アイコンPM4:30病棟回診

術後の患者さんも含め全員で回診し、患者さんの病態や今後の方針について情報共有します。

時計アイコンPM5:15業務終了

カルテ記載や残った処置を行い、明日のカンファレンスの準備をします。

研修医レポート