お知らせ
当院における無痛分娩の取り組み
2025/12/15
無痛分娩とは
麻酔を使用して分娩の痛みを軽減する方法です。分娩の痛みは、陣痛そのものの痛みと、赤ちゃんの頭で産道が押し広げられる痛みとがあるとされています。これを麻酔薬で和らげることにより、母子ともに分娩によるストレスを減らすことを期待して行います。
完全に痛みがなくなるわけではないため、「和痛分娩」と称されることもあります。
麻酔方法
代表的な麻酔方法は硬膜外麻酔です。背中から穿刺し、脊椎の中の硬膜外腔に細い管を挿入して麻酔薬を投与します。硬膜外麻酔では麻酔薬による赤ちゃんへの影響は小さく、問題にならないことがほとんどです。硬膜外麻酔による無痛分娩では運動神経はほとんど遮断されないため、分娩時にいきむことが可能です。
リスク・注意点
*麻酔の効果に個人差があり、痛みを完全に取りきれない場合がある
*分娩の進みがゆっくりとなり、状況によっては吸引分娩や帝王切開へ切り替える可能性がある
*血圧の低下や頭痛など、まれに副作用が生じる可能性がある
*麻酔実施のタイミングや、母体・胎児の状態によっては無痛分娩が行えない場合がある
当院では、産科医・助産師・麻酔科医が連携し、母子の安全性を最優先に対応しています。
無痛分娩の診療体制
当院では、産婦人科医と麻酔科医とが連携して無痛分娩を行なっています。
現時点(2026年5月)では経産婦さんのみを対象としており、原則として計画分娩(あらかじめ日程を決め、陣痛を誘発する処置や薬剤を使用すること)で行います。計画分娩よりも先に自然陣痛がきてしまった場合、原則として無痛分娩に対応できないことをあらかじめご了承ください。また夜間・休日で安全に管理ができないと判断される場合にも、対応できない可能性があります。
無痛分娩予約希望の問い合わせ
病院代表電話から産婦人科外来にお問い合わせください。午後のみ問い合わせを受け付けています。
詳細な内容は受診時に担当スタッフからご説明します。
産婦人科医と麻酔科の勤務医師数
集計年月日:2026年4月1日
産婦人科医+麻酔科医 合計常勤医数 30名
産婦人科医 16名(うちJALAカテゴリーA講習受講者 8名、NCPR資格保有者 8名)
麻酔科医 14名
無痛分娩に関わる助産師・看護師について
無痛分娩研修終了者 1名
JALAカテゴリーD講習受講者 2名
NCPR資格保有者 30名
J-CIMELS資格保有者 6名
分娩取扱実績
| 2023年1月から12月 | 2024年1月から12月 | 2025年1月から12月 | 2026年1月から4月 | |
|---|---|---|---|---|
| 分娩件数 | 645 | 572 | 609 | 197 |
| 無痛経膣分娩件数 | 0 | 0 | 6(7月より開始) | 8 |
| 帝王切開分娩件数 | 244 | 240 | 249 | 76 |







