富山県立中央病院臨床研修プログラム

研修医レポート

2021.11.24

vol.53 消化器内科

時計アイコンAM7:30朝回診

病棟についたら担当患者さんのカルテをチェックし、前日の夜から今日の朝までの経過を確認します。7:30から上級医と回診し、検査や治療など今後の方針を決めます。

時計アイコンAM9:00内視鏡検査

内視鏡検査午前は上部消化管内視鏡検査を行います。上級医の指導のもと実際にカメラを持ち腕を磨きます。

時計アイコンPM0:00お昼休憩

午前の検査が一区切りついた段階で、休憩をとります。休憩後は、午前の検査結果をもとに点滴や内服薬を調整します。

時計アイコンPM1:00内視鏡検査

内視鏡検査午後は下部内視鏡やESD、ERCP、超音波内視鏡検査などが盛沢山です。研修医は助手として参加し、スムーズに進行できるようにサポートします。

時計アイコンPM5:00夕回診

1日の検査が全て終わった段階で、上級医と共に夕回診に行きます。検査後の患者さんの様子を確認し、翌日以降の方針を再度検討します。

時計アイコンPM6:00キャンサーボード(消化器内科・外科合同カンファ)

月に1回 内科・外科で合同カンファがあります。カンファでは、症例ごとに手術の有無などの治療方針の話し合いをします。

井城 敬一郎

井城Photo

進むべき道を決めることができた

 消化器内科の主な日程としては、朝回診と基本的な病棟業務を終えた後、午前は上部消化管内視鏡、午後は下部消化管内視鏡やESD、ERCP、EUS-FNAなどを行います。当院の消化器内科は北陸でもトップクラスの検査数を誇り、数多くの症例に触れる機会に恵まれています。上級医の内視鏡からやり方を学び、練習用キットで練習を積めば、上部・下部の内視鏡検査ができるようになります。
 病棟業務では、予定入院患者のESDや化学療法が多く、ESDでは検査前後の食事や内服管理を、化学療法ではレジメンの内容や起こりうる有害事象とその対応を学ぶことができます。また、救急外来からの入院患者も多く、救急での初期対応から入院中の管理、退院までを一通り経験することができます。
 研修前、自分は将来、何科の医師になるか悩んでいましたが、ここで消化器内科の魅力を肌で感じることができ、消化器内科の道に進むことを決めました。この場を借りて先生方に深く感謝を申し上げます。