皮膚科

 富山県立中央病院皮膚科研修プログラムは富山県立中央病院を基幹施設とし、金沢大学附属病院皮膚科および黒部市民病院皮膚科を連携施設とした5年間の専門研修プログラムです。基本的には5年間のうち基幹施設を2〜3年、金沢大学を1〜2年、黒部市民病院を1年ローテーションする構成となっています。

 当院皮膚科の特徴は皮膚外科分野において北陸随一の症例数と実績を有することです。皮膚科学会認定の皮膚悪性腫瘍指導専門医が2名在籍しており、皮膚悪性腫瘍の治療数、手術件数などは北陸3県で最多です。皮膚腫瘍研究の全国組織であるJCOGにも参加して、最先端の臨床研究にも積極的に参加しています。生検を加えた手術件数は年間600例以上あり、専攻医も単独で多数例を執刀して貰います。その他静脈瘤の治療も当院では皮膚科が行っており、血管内焼灼術や抜去術も経験できます。

 皮膚疾患は感染症、角化症、水疱症、湿疹、薬疹、血流障害、膠原病など多岐にわたっていますが、富山県立中央病院皮膚科は1日平均外来患者数80名、入院患者数8名と県内の病院皮膚科としてはトップクラスの症例数があり、皮膚疾患全般にわたりバランスのよい研修を行うことができます。 学会発表は年に4回程度で、原則発表内容を論文にまとめて投稿して頂きます。

 金沢大学医学部皮膚科は北陸3県の中で最も指導医の数が多く、充実した研修を行うことができます。強皮症研究では国際的にも有名な施設であり、最先端の研究に触れることで、医師としてのキャリアを磨くよい機会になると思います。

 黒部市民病院は富山県東部の拠点病院で、地域医療にも力を入れており、この地域ならではの疾患や病態を多数経験できます。

 このように本プログラムは皮膚科専門医に必要な研修をバランス良く行うことが可能です。いずれの施設も研修環境がよいので、公私ともに充実した5年間を過ごすことができると思います。

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