2022.11.29vol.65 リウマチ・和漢診療科

粟山 高寛

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病歴聴取と身体観察の重要性を実感

 リウマチ・和漢診療科では、関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどの全身性自己免疫疾患の診断および治療を行うだけでなく、西洋医学と東洋医学の長所を活かした和漢診療も行っています。
 研修医の主な業務は、病棟管理と外来診療になります。外来診療では主に初診を担当するのですが、皮膚・筋肉、関節を含めた軟部組織、さらに目、口腔内、耳、陰部など普段あまり診察慣れしてない部分を診察することも多く、苦労しました。そんな中、わずかな所見を手がかりに、的確な診断に結びついた時は達成感があり、大きなやりがいを感じました。今回の研修を通して、改めて正確な病歴の聴取と身体診察の重要性を実感しました。また、指導医の先生方には関節エコーや関節注射についても丁寧にご指導をいただき、とても勉強になりました。
 1ヶ月間という短い研修期間ではありましたが、非常に充実した日々を送ることができました。ご指導いただいた先生方に、この場をお借りして感謝を申し上げます。

時計アイコンAM8:30カンファレンス

カンファレンス毎朝カンファレンスがあります。カンファレンスでは入院中の患者さんについて情報共有をします。また週に一度、抄読会もあります。

時計アイコンAM9:00初診外来

研修医は初診外来を担当させていただくことが多いです。身体診察まで行ったところで、指導医にプレゼンテーションします。指導医の先生方からフィードバックをいただくことで臨床推論能力を磨くことができます。

時計アイコンPM0:00お昼休憩

外来が終わったら、昼休憩をとります。午後の業務に備えてしっかりと休息をとります。

時計アイコンPM1:00病棟業務

病棟業務カルテの記載や処置などを行い、関節エコーなどをさせていただくこともあります。また、時間があれば指導医の先生の外来を見学させてもらいながら様々な膠原病疾患を経験します。

時計アイコンPM5:15業務終了

病棟の患者さんと初診で診た患者さんのふり返りを行います。必要に応じて検査や治療を追加します。すべて終われば、業務終了です。

研修医レポート