2022.08.25vol.62 麻酔科

池田 恵

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丁寧な指導で苦手を克服できた

 麻酔科では気管挿管、末梢静脈路の確保、中心静脈路の確保などの手技や、麻酔薬の使用、昇圧剤などを用いた術中管理について、指導医の先生の丁寧なご指導のもと学ばせていただきました。
 麻酔科は必修ローテート科ではありませんが、挿管をはじめとする様々な手技や麻酔中の全身管理を学ぶ機会があり、多くの研修医がローテーションを希望します。
 私は末梢静脈路の確保や挿管などの手技が中々上達しませんでした。先生方は休憩時間にシミュレーションの模型を用いて練習をさせてくださり、喉頭展開のポイントなどを丁寧に教えてくださいました。またここでは、手術毎に担当の先生が変わるため、その度に新鮮なアドバイスをいただき、少しずつ上達することができました。
 麻酔科の先生方はどの先生も優しく、中々手技が上達しない私に何度もアドバイスを下さり、たくさんのことを学ばせていただきました。大変充実した研修期間となりましたことを、この場をお借りして深く感謝申し上げます。

時計アイコンAM7:15術後回診

前日に手術を受けた患者さんの術後回診に行きます。疼痛や嘔気の有無、鎮痛薬の使用などを確認します。

時計アイコンAM8:00朝カンファレンス

今日手術の患者さんの術前カンファと、一昨日手術をした患者さんの術後カンファをします。自分の担当した症例のプレゼンをします。

時計アイコンAM9:00午前の手術

手術午前の担当手術に入り、術前の準備をします。患者さんの入室前に麻酔に必要な薬剤や挿管の準備をします。患者さんが入室した後は必要に応じて末梢静脈路を確保し、麻酔導入、マスク換気、気管挿管を指導医の先生の指示を仰ぎながら行います。麻酔科は術前と術後が忙しいです。術中は維持麻酔、モニタリングを行いながら指導医の先生からご指導いただきます。

時計アイコンAM9:30中心静脈カテーテルの実習

中心静脈カテーテルの実習麻酔科ローテート中、CVカテーテル挿入についての講義と、エコー器・シミュレーターを用いた実習があります。講義では手技に伴うリスクなどを丁寧に教えていただき、シミュレーションキットを用いて実践します。その後、フィードバックをいただいて、良かった点、悪かった点を学びます。

時計アイコンAM11:00お昼休憩

麻酔科研修では、11:00にお昼休憩をいただけることが多いです。食堂のお弁当を麻酔科室で食べます。

時計アイコンPM0:00午後の手術

短い手術は午前・午後で分かれて、長い手術は午前の続きで入ります。同様に術前の準備、導入麻酔、維持麻酔を経て、術後に抜管し、帰室に付き添います。

時計アイコンPM4:30術前回診

翌日の担当手術の患者さんの術前回診をします。患者さんに挨拶をして、気管挿管の困難因子がないか、診察をします。確認したことをカルテに記載します。

時計アイコンPM5:30業務終了

手術の長さにより終了時間は前後します。研修医室に戻ってから、カルテを書いたり、プレゼンの準備をしたりします。

研修医レポート