2014.07.18

vol.4 たくさんのスタッフに支えられて働く自分がいる

青木 竜也

 初期研修が始まり、あっという間の2ヶ月が経ちました。最初は血液内科を担当しました。患者さんの処方や検査を的確にオーダーしなければいけないのですが、これが想像以上に大変。患者さんの思い、病気や薬剤の知識、現場での微調整などなど、知らなければならないことが山のようにあります。先生方は皆やさしく、例えば一つの質問に対して、周辺知識も含めて丁寧に教えてくださいます。答えをいただく度に、先生方の凄さが身にしみ、やる気につながりました。
 実感したのは、その場で思ったことを質問するより、まずは自分で考え、アセスメント・プランを立てることが大事だということ。そうすればフィードバックの理解も深めることができます。ここでは当直の際、研修医がfirst touchできるので、自分の考えをまとめて、上級医にコンサルトする機会に恵まれています。最初は戸惑いもありましたが、今は鑑別疾患や必要な検査を考えながら行動できるようになりました。座学だけでは鍛錬できないコンサルトやプレゼンテーションの仕方も実践的に学んでいけます。血液内科では、どの検査値異常も問題点と捉えて答えるよう指導していただき、その考え方が徐々に身についてきたように思います。
 また救急当直では、医療は医師だけでなく、たくさんのコメディカル・スタッフの方の不断の協力があってはじめて実現するものだということが分かってきました。そういうたくさんの支えの中で学んでいるという自覚が自分の中に芽生えてきたことが、この2ヶ月の一番の収穫かもしれません。
 気の置けない同期もたくさんできました。富山に住むのは初めてだったので、最初は不安でしたが、すぐに友人ができ、安心しました。研修医にとって同期の存在はとても大きいと思います。一日が終わって、研修医室で気軽に話せる同期がいるだけでリフレッシュできますね。
 まだまだ先は長いですが、これからも楽しみながら頑張っていきたいと思います。

研修風景
研修医レポート