2017.12.15vol.33 呼吸器内科

山口 茜

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共に病気に立ち向かう姿勢の大切さを改めて実感

 呼吸器内科では、呼吸器感染症や肺癌などの悪性腫瘍をはじめ、閉塞性肺疾患や間質性肺疾患など幅広い疾患を経験させていただきました。
 呼吸器感染症においては、様々な病原体が存在するため、臨床所見や患者さんの背景からどのような起因菌を想定し、どの抗菌薬を選択すべきかについて学ぶ良い機会となりました。また肺癌に対して使われる抗がん剤や分子標的薬は種類が豊富にあり、それぞれの特徴や副作用への対処についても理解を深めることができたと思います。
 呼吸器疾患は長い経過を辿るものも多く、患者さんと接する中で医師として患者さんにきちんと向き合い、ともに病気に立ち向かう姿勢の大切さを改めて感じました。お忙しい中、優しく丁寧にご指導いただいた先生方には深く感謝申し上げます。

真智 涼介

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指導医の濃密なフィードバックが大きな実りにつながる

 呼吸器内科は、患者さんの管理における基本臓器を対象としており、どの臨床分野に進む場合でも必要な知識と経験が得られます。
 一口に呼吸器内科といっても、感染症、喘息、慢性閉塞性肺疾患、肺癌、間質性肺疾患、アレルギー性肺疾患、胸膜疾患など多岐にわたる疾患を取り扱うため、短い研修期間では診させていただく症例に限りがあります。しかし、指導医からの濃密なフィードバックをいただくことで、直面する問題点のみならず、その周辺知識も整理することができるので非常に勉強になります。また、気管支鏡検査や胸腔穿刺などの手技の機会にも恵まれ、日々の研修は充実しております。
 最後に、指導してくださった先生方ならびに、病棟、気管支鏡検査室のスタッフの皆様にこの場を借りて深く感謝を申し上げます。

時計アイコンAM7:45病棟回診

まずはカルテの確認から1日が始まります。そして指導医の先生と共に入院患者さんの回診を行います。患者さんの訴えを聞き、必要に応じて新たな検査や治療を追加することもあります。

時計アイコンAM9:00気管支鏡検査

気管支鏡検査火曜・水曜・木曜の午前中は気管支鏡検査があります。研修医は主に検査機器の準備、検査の補助を行い、場合によっては指導医の監督のもとで実際に内視鏡を操作して検査の一部を行います。

時計アイコンPM2:00胸腔穿刺

胸腔穿刺胸腔穿刺が必要な患者さんに対しては、指導医の監督のもとで研修医が行います。

時計アイコンPM3:00部長回診

週に1度、部長回診があります。

時計アイコンPM3:30多職種カンファレンス

入院患者さんが困っている点や今後の治療方針、退院に向けた各種調整などについて、多職種が集まって話し合います。

時計アイコンPM4:30病棟回診

指導医の先生と共にカルテを確認してから夕回診を行います。患者さんの病態や必要な検査、治療内容の確認を含め、様々なご指導をいただきます。

時計アイコンPM5:00カンファレンス

カンファレンス一週間分の入院患者さんについて検査結果を提示し、プレゼンテーションを行います。

時計アイコンPM5:30業務終了

気になる点の勉強や入院予定患者さんの把握、各種発表の準備などを行います。

研修医レポート