2014.05.15

vol.2 駆け抜けた1年。今年は目標に近づく1年に…。

村上 将啓

 初期研修が始まって1年と数ヶ月が過ぎました。今年度は新たに13名が当院で研修することになり、親睦を深めながら賑やかに切磋琢磨しています。
 1年前、研修が始まったばかりの頃は右も左もわからず、うろたえ、必死に取り組んだ日々を記憶しています。最初は救急の担当でした。電子カルテの操作もままならないうちに現場に出ることになり、検査のオーダーや診断プロセスに困った時はとにかく、傍にいた2年目の先生に質問したものです。あの時は「1年の違いでこれほど違うものなのか」と、尊敬の念を抱いていました。
 この1年間で色々な症例を勉強し、一人で対処できることも増えたと思いますが、今の自分が果たして1年前、自分が見ていた先輩と同じ背中になっているかどうか…。そうあるべきなのですが、逆に1年目の研修医を見て刺激を受けることも多々あります。
時々、研修医室で指導医の講義を受けている様子を見ますが、集中した面持ちでスライドを見る姿がとても印象的。何でも吸収してやろうという熱意やエネルギッシュな初心を思い出させてもらいました。こんなことを書くと「まだペーペーのくせに枯れた年寄りみたいなことを言って」と、怒られそうですが…(笑)。
 1年目は内科・救急中心の研修でしたが、2年目は割と自由にいろいろな科を回ることができます。私は小児科医希望なので、この1年は小児科で長時間の研修を積む予定です。自分の目標とする職域に近づき、働けるのが今からとても楽しみです。有意義な1年を送れるよう、邁進していきたいと思います。

講義風景Photo

研修医室で指導医の講義を受けている1年目の研修医

研修医レポート