2015.02.27vol.10 小児科

神島 泰樹

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数をこなすことで不安を自信に

 これまで小児患者を担当したことがなかったので、研修が始まるまでは不安がありました。しかし実際に始まると、指導医の先生方から診察方法や疾患の鑑別・治療について丁寧に教えていただくことができ、問診を繰り返すことで少しずつ自信がついてきました。輪番日救急ではファーストタッチで診察できたのも大変勉強になりました。もちろん、判断に不安がある時はすぐに指導医に相談できます。また、外来で様々な処置を経験できることも小児科研修の良いところだと思います。最初は難しく感じた採血やルート確保なども、数をこなすことで自然に上達できました。
 小児科研修では学ぶことがとても多く、充実した研修生活を送ることができました。指導医の先生方には大変感謝しています。ありがとうございました。

横山 敏啓

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大人と違う診療の基礎を習得

 大人を診察するときとは違った小児科特有の診療の基礎を学びたいと思い、1ヶ月間の小児科研修を選択しました。研修中、小児科の救急当直に入って初期対応に取り組む中で、小児の救急外来での診療が大人とは大きく異なるということがよく分かりました。教科書的な知識でなく、実体験を通して学習できたことは非常に有意義でした。
 また小児科では、医者が採血・ルート確保など手技を行っていることが多く、他科ではあまり経験できない基本的手技が身につくと思いました。

時計アイコンAM7:40朝の病棟回診

まずは受け持ち患者についてカルテでチェックし、回診します。特に年齢の低い小児は言葉伝えることが難しいので、全身の診察をします。機嫌の良さや活気など、パッと見た時の印象が大切です。また母親からの訴えにしっかりと耳を傾けます。

時計アイコンAM8:00カンファレンス

カンファレンス風景 カンファレンスでは、前日に入院となった担当患者についてプレゼンします。小児科の担当医全員で情報を共有し、診断や治療方針について確認します。

時計アイコンAM8:30病棟患者の検査

病棟患者の検査風景 病棟で担当患者の採血、心エコーなどの検査を行います。

時計アイコンAM9:30外来患者の対応

採血風景 病棟の業務が終われば外来に移動します。外来患者の採血、点滴ルート確保、尿検査、便検査、インフルエンザ検査など様々な処置を行います。患者数が多く、様々な経験が積めるので、研修が終わる頃には一通りの処置ができるようになります。心エコー検査の数も多いので勉強になります。

時計アイコンPM12:30ランチタイム

外来業務が一段落すれば昼食になります。食堂で小児科の先生方と一緒に雑談を楽しみながら食べます。ほっと一息、午後の業務に備えます。

時計アイコンPM1:30外来処置と検診

午後も外来で処置を行います。午後は予防接種も行います。毎週木曜日は検診日なので2週間・1ヶ月の乳児の診察も経験します。入院患者が決まれば、病歴聴取、身体所見を取り、これからの治療方針について指導医と相談します。

時計アイコンPM4:30夕方の病棟回診

病棟で担当患者の回診をします。

時計アイコンPM5:30業務終了

回診時のカルテ記載、翌日の朝カンファレンスの準備をしたら業務終了です。

研修医レポート