富山県立中央病院

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「顎変形症手術」を担当する歯科口腔外科の 小島 拓 医長が、北日本放送で紹介されました。

「顎変形症(がくへんけいしょう)手術」を担当する歯科口腔外科の 小島 拓(こじま たく)医長が、令和4年2月14日と21日に放送された北日本放送のニュース番組「いっちゃんKNB」で紹介されました。

Q:「顎変形症」とは?
A:(小島 拓 歯科口腔外科医長)
 あごの形や大きさ、位置の異常により、顔がゆがんだり、かみ合わせに支障がでる疾患です。日本人の顎変形症で多いのは、下顎前突症(かがくぜんとつしょう)といって「下あごが前に出た状態」です。このような状態ですと、「前歯で物が咬めない」、「『さ行』や『た行』が発音しにくい」など日常生活に支障が生じることがあります。また、容姿にコンプレックスを抱くことも少なくありません。

Q:治療法は?
A:「歯の矯正治療」と「顎矯正手術」を組み合わせた「外科的矯正治療」が行われます。
 「顎矯正手術」では、あごの骨を切ってバランスの良い位置に移動し、人体への影響が少ないチタン製プレートで固定します。口の中から手術を行うので、顔の表面に傷が残る心配はありません。

Q:「顎矯正手術」を受ける患者さんが増えているそうですが、その理由は?
A:「外科的矯正治療」という治療法があることが知られてきたことが理由と思われます。
 実際、患者さんの中には「治療法があることを知らなかった、もっと早く受けたかった」という方もおられます。
 また、「顎変形症」と診断されると、「顎矯正手術」と手術前・手術後の「歯の矯正治療」ともに健康保険が適用されます。「お金がかかるため治療をあきらめていたが、健康保険が適用されることを知って治療に進めた」という方もおられます。

(ナレーション)
「顎変形症」の中にはコンプレックスを抱えているケースもあり、治療を受けて「人生が変わった」と話している方も多いとのことです。

(小島医長)
 治療には時間がかかりますが、治療を受けて悩みが改善されて、本当に喜んでおられる方がたくさんいらっしゃいます。
 気になる方は、かかりつけ歯科医や矯正歯科の専門医に相談されることをお勧めします。

富山県立中央病院の「歯科口腔外科」については、こちらをご覧ください。

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