手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ Xi」2台目を導入します
当院では、手術支援ロボット「ダ・ヴィンチXi」を1台増設し、令和6年7月3日(水)より2台体制で運用を開始します。これにより、より多くの患者さんに、多くの診療科で、手術支援ロボットを活用した低侵襲の治療を受けていただくことが可能になります。
ロボット支援下での手術の様子
ロボット手術のメリット
患者さんの身体的負担が少ない腹腔鏡下手術の特徴を生かしつつ、ロボットによる支援によって、従来は不可能とされていた手術操作が可能となります。
医師はロボットのアームについている鉗子やカメラを遠隔操作して手術を行います。ロボットのみで手術が行われるのではなく、患者さんの側に助手の医師と看護師がついて補助し、協調して手術が行われます。
増設の理由
ロボット手術専用の手術室1室により対応してきましたが、当院のロボット支援手術件数が大きく増え、患者さんに手術まで長くお待ちいただくこともありました。
ロボット支援手術の効果の高さなど利点が多く、さらに令和6年度の診療報酬改定で保険適用範囲が拡大されたことから、手術支援ロボットを増設することといたしました。
運用状況
平成28年9月:ダ・ヴィンチ Xi を導入。
平成29年1月:初めてのロボット手術を泌尿器科で実施。
以後、産婦人科、外科、呼吸器外科で実施。
令和5年度は288 件実施しており、累計では 1,117 件実施しました。
手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ Xi」※2台目