富山県立中央病院

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病院長のあいさつ

 当院は、富山県で唯一の県立総合病院であり、基幹・中核病院として富山県の医療向上に寄与すべく努めています。病床数は733床(一般665床、精神50床、結核16床、第一種感染症2床)、常勤医師数は初期臨床研修医35名を含めて222名、常勤看護師数は728名です(2020年4月)。DPC 特定病院群(旧Ⅱ群)、7対1看護体制、地域医療支援病院、都道府県がん診療連携拠点病院、肝疾患診療連携拠点病院、臨床研修病院、基幹災害拠点病院、第一種感染症指定医療機関、がんゲノム医療連携病院、また各種学会の専門医・認定医制度教育研修施設等となっています。さらに、三次救急を担う救命救急センターを有し、富山県のドクターヘリ基地病院に指定されています。また、総合周産期母子医療センターとして母体・胎児集中治療管理室(MFICU)6床、新生児集中治療室(NICU・GCU)29床を有し、精神科医療では救急・急性期および合併症の治療を担っております。
 高度急性期・急性期医療や都道府県がん診療連携拠点病院の役割を担う病院としてさらなる充実を図るため、2016年9月に「先端医療棟」を開設しました。この診療棟は4階建てで、1階は最新鋭のMRI やCTを装備した「高度画像センター」、2階は高性能の消化器内視鏡機器を導入した「内視鏡センター」、3階は一般病院では北陸初となる特定集中治療室(スーパーICU)を備えた「高度集中治療センター」、4階はロボット手術やハイブリッド手術にも対応した「低侵襲手術センター」をそれぞれ設置しました。ロボット支援下内視鏡手術は泌尿器科、外科、産婦人科で行っています。また、ハイブリッド手術室を使用してTAVI(経カテーテル的大動脈弁留置術)やインペラ(IMPELLA)補助循環用ポンプカテーテル治療も開始しています。国内最高水準、最先端の治療が可能となり、救命救急医療も一層充実させることができました。さらに既存棟の改修も完了し、「入退院支援センター」、がん化学療法を行う「通院治療センター」、「緩和ケアセンター」、「在宅療養支援室」など整備・拡充し、地域の医療機関との連携やがん治療の一層の強化・充実を図っています。また、2016年度には卒後臨床研修評価機構(JCEP)の認定病院となりました。
 さて、わが国の医療を取り巻く環境は、人口減少と超高齢化の進展、医療費の増大など様々な問題を抱え、大変厳しい状況にあります。当院もその例外ではなく、地域医療構想や新公立病院改革プランを踏まえた適切な対応が求められております。高度急性期医療を担う中で、高齢患者さんの増加に対応した急性期リハビリテーションや認知症・フレイル対策など院内での対応を推進するとともに、地域医療機関との連携強化を一層進めていかなくてはなりません。
 これからも「県民に良質で安全な医療を提供し、県内の医療機関等との連携を図り、地域社会に貢献する」という当院の理念を実現し、「やさしさを感じる医療、信頼できる医療、安心できる医療」をモットーに、全国トップクラスの病院を目指して、県民の皆様の期待に応えられるよう引き続き努力してまいります。皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

川端 雅彦(かわばた まさひこ)

専門分野 腎臓病、高血圧、血液浄化、腎移植
資格等 医学博士
日本内科学会総合内科専門医・認定内科医・指導医・評議員
日本腎臓学会腎臓専門医・指導医・評議員
日本高血圧学会特別正会員(FJSH)・専門医・指導医
日本透析医学会専門医・指導医・評議員
金沢大学医薬保健学域医学類臨床教授
富山大学医学部臨床教授
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