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消化管撮影検査

  バリウムを使用して食道、胃、十二指腸、大腸等を造影する検査のことを言います。

この検査を行うにはX線テレビ装置が必要です。
この検査はX線を連続的に照射し、動画像として内臓の動き等をテレビで観察しながら撮影を行います。
単純撮影では写すことのできなかった食道、胃、十二指腸などの内壁にX線吸収の高いバリウムと言う造影剤を塗り付けることにより表現された粘膜や微細病変を撮影して診断を行います。
遠隔操作卓 X線テレビ撮影台

検査を受けられる方へ

  1. 検査当日は食事をとらないでください。ただし、多少の水分は飲んでも構いません。
  2. 妊娠中及び妊娠の可能性のある人は、検査を受けられないことがありますので、前もって必ずお申し出ください。
  3. 心臓病、前立腺肥大、緑内障などの疾病を持っておられる患者さんは、検査できない場合がありますので必ず申し出てください。

食道透視検査

食道の中を通る造影剤(バリウム)を透視で観察し撮影する検査です。通常は撮影台を起こして立位で行い、体の正面や斜めなど他方向から観察します。食道の粘膜が造影剤によって塗り付けられ狭窄や食道外からの圧迫などが診断できます。

正常な食道 疾患例(食道がん)



胃透視検査
バリウム(170〜200cc)を飲んで、体の向きを変えることにより胃全体の形・大きさ・粘膜の状態などを調べる検査です。また内視鏡検査(胃カメラ)と併行した精密検査や内視鏡の補助検査としても用いられます。

検査の手順

  1. 検査の順番が来たら検査衣に着替えていただきます。
  2. 検査前に胃、腸の動きを一時的に弱くする注射を肩にします。この注射は少し動悸がしたり、喉(のど)が乾いたりすることがありますが、すぐ治ります。
  3. 粉末顆粒の発泡剤という薬を飲みます。これは通常しぼんでいる胃を膨らませ胃壁の細かいところまで写すためです。またゲップが出そうになるのは、胃をふくらませたガスが、口から出ようとしているためで技師の指示があるまでできるだけ我慢してください。
  4. 指示に従ってバリウムを飲みます。胃壁に塗り付けるため右や左に体の向きを変えていただき検査していきます。撮影台を上下左右に動かしたり、患者さん自身も体位を様々に変えたりして他方向から複数回撮影します。
  5. 検査時間は約20分くらいです。
  6. 検査終了後に下剤を飲んでください。バリウムが大腸に残ると水分が吸収されて硬くなるので水分を多めに摂取して便秘にならないように注意してください。
立位充満像 仰臥位二重造影像 胃がんの症例 胃潰瘍



大腸透視検査

大腸透視検査とは大腸にバリウムと空気を注入し適度に膨らませて腸全体の形や粘膜の状態をX線フィルムに撮影する検査です。
肛門から大腸に造影剤を注入するので注腸透視検査とも言います。また、腸の中に便が残っていると便と病変との区別がつきにくく、よい検査ができませんので検査前日から検査食を食べていただき下剤を服用して腸の中を空っぽにしておきます。


多方向回転式X線TV装置

バリウムと注入管

@虫垂
A上行結腸
B横行結腸
C下行結腸
DS状結腸
E直腸
F肛門
検査方法
  1. 検査の順番が来たら検査服に着替えていただきます。
  2. 大腸の動きを止める注射を肩にします。
  3. X線TV装置の透視台の上に寝てもらい肛門に注入用の管を挿入します。
  4. バリウムと空気を注入して検査が始まります。肛門からバリウムを注入するときに少し違和感があります。
    また空気を注入されるため、お腹が張った感じがありますが心配ありません。もし痛みがあった場合にはその都度声をかけて下さい。
  5. 大腸の形態や粘膜の詳しい情報を知るためには、バリウムを内壁にうまく塗り付けなければなりませんので検査中には左回転、右回転などといろいろと動いていただきます。当院では撮影台に患者さんを固定して行える装置もありますのでこの装置で検査をする場合は動く必要はありません。
  6. 検査時間は約30分です。

多発性憩室 大腸がん 潰瘍性大腸炎