富山県立中央病院

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手術部

概要


 1995年診療棟オープンに伴い手術部は中央病棟4階に12室で設置されました。その後2016年に先端医療棟がオープンし2017年4月からは4階中央手術部はハイブリッド手術室を含む15室の低侵襲手術室として生まれ変わりました。
 最近の、手術件数は以下の通りです。

2017年 2018年 2019年
麻酔科管理件数 5,159例 4,934例 4,398例
総手術件数 7,828例 7,661例 7,317例

 上記以外にも清潔操作を要する処置等も手術室で行われているので、年間の手術室利用総件数は7,500例を越えています。

特徴

 手術部は、外科系医師・麻酔科医師(15名)・看護師(46名)・臨床工学技士(兼務 14名) などによるチーム医療を実践しています。
 低侵襲手術室は、3面のモニターを備えロボット手術にも対応した手術室が2室、バイプレーンの透視装置を有するハイブリッド手術室が1室、小手術であっても内視鏡手術に対応した手術室が12室となっています。ハイブリッド手術室は、脳神経外科の血管内手術や心臓血管外科ならびに循環器内科のカテーテル手術に対応しています。また、コーンビームCTも撮影できるため、顎顔面の骨折整復術にも利用されています。2016年に泌尿器科から開始したロボット支援下手術も、保険適応の拡大に伴い外科、婦人科でも行われています。
 当院は、先進医療をはじめとする高度な医療も提供できる富山県一の規模を誇る病院となりました。富山県だけでなく近県からの紹介患者さんも受け入れており、新生児から高齢者まで全ての年齢層の患者さんを対象に、悪性腫瘍の手術、心臓血管外科の手術、帝王切開術、など各科・各種の手術を行っています。また、緊急手術にも24時間対応しています。安全で効率的な手術室の運用を求められる中、様々な視点から手術室の活動状況を可視化し、教育、業務改善にも努めています。

特色

  • 入退院支援センターとの連携:手術部の看護師と入退院支援センターの看護師が連携して、手術に対する不安や疑問にタイムリーにお答えしています。また、手術前の手術室見学も随時受け付けております。手術に係る入院生活のことや手術室見学のご希望等は、入退院支援センターで御相談下さい。
  • 術前経口補水療法:手術前(特に全身麻酔での手術)は誤嚥による肺炎や窒息を予防する目的で、絶飲食のうえ点滴による水分補給が必要と言われていました。新しいガイドラインでは手術の2~3時間前までなら成分の調整された水を飲む事が可能となりました。簡単に言うと手術前の水分補給の方法を点滴の代わりに口から飲んでもらうことになります。適応となる患者さんは麻酔科の診察時に説明があります。
  • 歩行入室:手術当日の不安緩和の一助として、歩行が可能な患者さんは手術室へ病棟の看護師と御家族と一緒に歩いて来ていただいています。足腰に痛みがある場合や歩行に不安のある患者さん、緊張が強く歩行入室が難しい患者さんは、車椅子やベッドでの入室となります。病棟看護師に御相談下さい。
  • 女性の患者さんへ:女性の患者さんにおいては、検診ブラの着用を許可しています。頭頚部や四肢の手術などが適応となります。手術する部位によっては着用できない場合もあります。着用を希望される患者さんは病棟看護師を通して手術部へ御相談下さい。

診療担当表

現在、診療担当表は公開されていません。

医師紹介

医師名・職位 専門分野 資格
医長 瀬戸親 部長
瀬戸 親
(せと ちかし)
泌尿器科一般
内視鏡手術
腎移植
日本泌尿器科学会指導医・専門医
日本泌尿器内視鏡学会評議員
日本ミニマム創泌尿器外科学会幹事
腹腔鏡下小切開手術施設基準医
腹腔鏡下小切開手術練達医
日本臨床腎移植学会腎移植認定医
ロボット手術(da Vinci)certificate取得(術者)
金沢大学医学部臨床教授
公益財団法人富山県移植推進財団常務理事
医長 天谷公司 医長
天谷 公司
(あまや こうじ)
肝胆膵外科
内視鏡外科
消化器外科
日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本肝胆膵外科学会評議員・高度技能専門医
医長 荒井理歩 医長
荒井 理歩
(あらい りほ)
麻酔全般 日本麻酔科学会指導医
日本小児麻酔学会認定医

現在、診療については公開されていません。

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