富山県立中央病院

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お知らせ

産婦人科-Q&A

2016/03/16

Q1.子宮筋腫といわれました。手術が必要でしょうか。

A.子宮筋腫とは子宮に”丸いこぶ”のような腫瘤ができる病気です。一般に、”こぶ”のできる場所、大きさ、また、症状(月経が多いや月経痛がひどいなど)によって治療を行うかどうか判断されます。

Q2.子宮筋腫に対しては、どんな手術になるのでしょうか。

A.子宮筋腫の治療方法は大きくわけて薬物療法、手術療法、最近では子宮動脈塞栓療法があります。手術では、筋腫の”こぶ”のみを切除する方法と、子宮を摘出する方法があります。また、これらの手術をおなかを切る開腹手術で行う方法と、内視鏡(カメラ)を用いておなかを小さく切って行う方法、おなかを切らずに膣から手術を行う方法などがあります。筋腫の大きさや場所、数などにより手術方法を選ぶことになります。

Q3.月経中の下腹痛がひどいのですが・・・

A.月経中の下腹痛は思春期に多くみられる機能性月経困難症と、子宮筋腫や子宮内膜症などの病気があるためにおこる器質性月経困難症があります。前者は大人になれば自然に痛みは良くなっていくことが多く、あまり心配はいりません。学校生活や日常生活に支障がないように下腹部を温めたり、上手に鎮痛剤を服用するのがよいと思われます。後者は婦人科を受診され適切なアドバイスや治療を受けられることをすすめます。

Q4.時々暑くもないのにかーっとのぼせます。更年期でしょうか。

A.更年期(閉経前後の時期)になると、卵巣から分泌されていた女性ホルモン(エストロゲン)が分泌されなくなり、そのために卵巣機能欠落症状が出現する場合があります。典型的な症状は、のぼせや肩こり、不眠、イライラ感などです。症状の出現時期や程度には個人差があります。ホルモンを補充(注射、内服薬、貼り薬など)することにより大部分の場合は症状はとてもよくなります。婦人科で相談されることをすすめます。

Q5.45歳です。最近月経が早くきたり遅れてきたり、バラバラになりました。治療した方がよいのでしょうか。

A.おそらく無排卵周期になっているか、黄体機能不全になっていると考えられます。”ホルモンのバランスが崩れている”と考えられます。病気というよりも生理的な変化、つまり加齢による変化です。治療をするかどうかは、医療者と相談して個人が決めればよいことだと思われます。

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