富山県立中央病院

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お知らせ

肺癌の分子標的治療薬について

2016/03/18

 日本においては、平成14年のゲフィチニブ(商品名;イレッサ)の登場に始まり、重篤な薬剤性肺炎の出現など紆余曲折を経ながらも、分子標的治療薬は従来の細胞傷害性抗癌剤に比較して高い効果を示し、現在の肺癌の個別化医療に欠かせない存在となっています。
 平成28年1月時点で保険診療で使用可能な肺癌の分子標的治療薬としては
1.EGFR遺伝子変異に対するEGFR阻害薬として、ゲフィチニブ(商品名;イレッサ)、エルロチニブ(商品名;タルセバ)、アファチニブ(商品名;ジオトリフ)の3種類
2.ALK融合遺伝子に対するALK阻害薬として、クリゾチニブ(商品名;ザーコリ)、アレクチニブ(商品名;アレセンサ)の2種類
3.新生血管増生阻害薬としてベバシズマブ(商品名;アバスチン)の1種類
があります。EGFR阻害薬やALK阻害薬については、一部の例外を除いては、それぞれの遺伝子変化がある方が適応となります。
 また、耐性遺伝子の発現によってこれまでのタイプのEGFR阻害薬が効かなくなった患者さんに対する新しいEGFR阻害薬が平成28年中にも登場する見込みとなっています。また、その他の多数の遺伝子変化に対する新規治療薬の開発も進んでいます。

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