小児科

  富山県立中央病院小児科研修プログラムでは富山県立中央病院を専門研修基幹施設とし、富山大学附属病院小児科をはじめとする専門研修連携施設と連携し本研修プログラムを構築しています。一年目は富山大学附属病院小児科、二年目は富山県立中央病院小児科(または、一年目 富山県立中央病院、二年目 富山大学附属病院小児科)、三年目は地域総合病院小児科で研修をします。富山県立中央病院は富山県唯一の県立総合病院であり、ドクターヘリを擁する三次救急病院、災害拠点病院でもあります。

 また、県内唯一の総合周産期母子医療センターとして、NICU9床GCU20床を有し高度新生児医療にも対応しています。日々の業務では、上級医が専攻医の自主性を尊重しながら医療的安全が確保できるように常時サポートします。健診、ワクチン接種などの基本的診察はもちろん、一次救急から三次救急・集中治療の対応を学びます。

 本専門医研修プログラムは、内分泌・代謝、感染症、循環器、腎臓、新生児、神経、消化器、血液・腫瘍、アレルギー等の多岐にわたる小児全疾患を診療・経験できるようにしています。当院では循環器、内分泌・代謝、腎臓、新生児の専門医を擁しており、循環器では北陸で唯一の小児不整脈に対するカテーテル治療を学ぶことができます。新生児領域では、ドクターヘリや救急車による新生児搬送に対応し、また小児外科、循環器外科と連携して新生児疾患を幅広く研修することが可能です。

 小児在宅医療にも力を注いでおり、急性期から慢性期、在宅呼吸器管理などの在宅医療を研修します。血液腫瘍疾患、神経疾患、アレルギー疾患は富山大学附属病院小児科にて研修をします。毎朝のカンファレンス、週2回の症例検討会、月一回の地域小児科との病診連携カンファレンスを開催し、小児医療に関する知識を深め、さらに学会発表、論文発表も積極的に行います。

 3年間で「子どもの総合診療医」「育児・健康支援者」「子どもの代弁者」「学識・研究者」「医療のプロフェッショナル」の5つの資質を備えた小児科専門医となることを目指してください。

集合写真

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