2014.11.27vol.7 外科

藤森 大輔

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 昨年、外科で研修してたくさんの興味を持ち、今年もう一度回りたいと思い、再度、外科を選びました。当院の外科は手術件数が多く、たくさんの症例を目にすることができます。昨年は肝胆膵のチームを回り、今年は胃・大腸のチームを回らせてもらいました。
 手術は1回、1回違うので、2年目でも今まで経験したことのない新たな発見があったり、昨年、技術不足でできなかったことが今年できるようになったりと達成感も感じています。緊急手術も多く、とても忙しい毎日ですが、充実した研修生活を送っています。

青木 竜也

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 外科研修では、今まであまり学ぶ機会がなかった基本的な外科手技や創部処置にたくさん触れることができました。自己練習はもちろん必要ですが、指導医に立ち会ってもらいながらの実践なので毎回、新たな発見がありました。フィードバックを受けて少し工夫を加えるとすぐに患者さんに喜んでいただけるなど、結果が目に見えて分かるのもやる気につながりました。
 手技以外でも周術期の輸液・栄養管理や鎮痛など、色々な場面で必要な知識を得ることができ充実した研修ができました。いつも丁寧に教えてくださる指導医の先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。

時計アイコンAM7:20朝回診で1日がスタート

まずはカルテで患者さんの状態を把握。チームで患者さんの問題点を共有します。治療方針に関する質問・提案はできるだけたくさんするようにしています。その後は病棟を回り直接患者さんの状態を確認。経過に応じてガーゼ交換や抜鉤などを行います。術後の患者さんが日に日に元気になり笑顔を見せてくれると、モチベーションが上がります。

時計アイコンAM8:00ケースカンファレンス

ケースカンファレンス風景 会議室で外科全体のカンファレンス。術前症例の検討や術後報告をします。術前報告では病歴、検査からどのような診断・病期となり、どのような治療方針・術式の決定に至ったかを整理して発表します。患者さんの病態・治療の深い理解につながる有意義なカンファレンス。大変ですが頑張りどころです。

時計アイコンAM9:30手術開始①

手術風景 腹腔鏡の手術。研修医は「カメラ持ち」という重要な仕事を任されます。この業務は一見簡単に見えて実は奥が深く、術式によっては非常に難しくなります。まずはシンプルな手術で経験を重ね、上級医の先生の指導を受けながらコツをつかんでいきます。今日は複雑な操作が必要な手術で初めて最後までカメラを持つことができました。達成感もひとしおです!

時計アイコンPM0:30手術の合間に

空いた時間で標本整理や病棟患者さんの検査結果のチェックをします。裏では次の手術の準備が着々と進んでいるので慌ただしい時間が流れます。

時計アイコンPM1:30手術開始②

手術風景 今日2件目の手術は開腹手術。ここでは助手として手術をサポートします。術野の展開をしながら手術の流れや手技を覚えていきます。縫合などちょっとしたことでも手技を任されるとワクワクします。先生から解剖について質問され、焦ることも・・・。

時計アイコンPM5:00振り返り

手術が終わり、標本整理をしながら上級医と今日の手術を振り返ります。手術のポイントや手技上達に必要なことなど聞きたいことは山ほど…。細かい質問にも一つひとつ丁寧に教えてくださいます。

時計アイコンPM6:00夕回診と病棟業務

指導医の先生に同行して患者さんの回診。検査をした患者さんには結果を説明します。その後は昼間、できなかった病棟業務をこなしていきます。時間があれば手技の自己練習をします。先生に立ち会ってもらえることもあります。

時計アイコンPM7:00業務終了!

翌日のケースカンファレンスの準備や、手術の予習をしたら終了。
よく食べ、よく寝て、明日に備えます。

研修医レポート