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セクション紹介


先端医療棟 3階

ICU(集中治療室)

 当院の集中治療室(ICU)では、富山県の第三次救急医療施設として県内全域、近隣県からの救急搬送後の患者だけでなく、他病院で対応困難となった重症患者を年間約650例受け入れています。また、入室患者の約3割が心臓血管外科を中心とした術後に継続した観察やケアが必要な患者となっています。このような重症患者に対応するために、昼夜問わず人工呼吸器や血液浄化装置、体外式人工心肺(ECMO)等の高度な医療機器を使用し、ICU専属の医師(5名)と看護師(35名)だけでなく、各診療科医師、薬剤師、臨床工学技士、理学療法士など、多職種が連携・協働しながら当院の理念である、「やさしさ・信頼・安心」のもと全力でサポートしています。
 ICUに入室する重症患者は緊急手術や環境の変化によって身体的・精神的に不安定な状況に陥りやすく、その家族も同様です。近年、集中治療室での治療を経て退院された方に、退院後もなお日常生活に支障をきたすや場合や、不安・うつなどの精神症状が長期にわたり生じる可能性があることが明らかになってきました。そのため、ICU入室早期から病態に応じたリハビリテーションが出来るよう支援するだけでなく、精神的負担を軽減出来るようICU全スタッフが寄り添いながら、ICU退室後を見据えたケアを提供しています。
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